女優の天海祐希が、来年1月スタートの日本テレビ系ドラマ『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』(毎週土曜22:00~)に主演することが5日、明らかになった。

天海祐希

このドラマは、常に完璧を求められ、手術はすべて成功して当たり前という脳外科医たちが、それぞれに抱える秘密と爆弾をめぐる群像劇。『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―』『医龍―Team Medical Dragon―』(いずれもフジテレビ系)と、医療ドラマを徳井とする林宏司氏が脚本を担当し、天海とは『女王の教室』でタッグを組んだ大塚恭司氏が演出を務める。

天海は、脳動脈瘤のスペシャリストである深山瑤子を演じ、初の脳外科医役に挑戦。「今、色々と調べている最中なんですが、少し調べただけでも長時間労働、勉強と緊張の連続、熟練した脳外科医の余命はとても短いなど、厳しい現状が浮かび上がりました。様々を踏まえ、お芝居に生かせたらと思っています」と意気込みを語る。

林氏とは『BOSS』(フジ)以来のタッグとなるが、「私のことも良くご存知ですので、どんな角度で来られるか今から戦々恐々です(笑)。林さんの持つ視点、書かれるセリフ一つ一つ、とても彩り豊かで心に響きます。ちょっと笑えるところも、とてもセンス良くて、悔しい(笑)。いつも、それより面白くしたい! 負けたくないと思ってしまうんですよね(笑)」と本音を吐露。

大塚氏については「(演出が)細部まで計算されていて、演じる側としても、いつもいくつもの発見があります。今回も、そんな瞬間を楽しみにしています」といい、「林さんの脚本、大塚さんの演出の魅力を存分に皆さまにお届けできたらうれしいです」と話している。

その林氏は「『トップナイフ』は、10年近く前から実際の脳外科のドクターたちと話をし、構想を練っていたものです。それがこのたび『本当にこんなことがあるのか!?』という理想的な豪華キャストでドラマ化されることになりました」と喜びを語り、「ことに主演の天海さんは、構想段階から勝手に許可なくイメージしていたので(笑)、脚本家冥利につきます。酸いも甘いも噛み分けた「孤高の脳外科医」の、明るさと切なさをどう演ってもらえるのか、他の共演者とのコラボも含め、今からワクワクしてます」と期待。

鈴木亜希乃プロデューサーは「医療ドラマは国内でも国外でもやりつくされているジャンルではありますが、だからこそ、日本テレビでしかできない、新たな物語を生み出せればと思っています」と力を込め、「この作品の魅力は、スーパードクターたちが魅せるギャップです。スーパーな反面、私生活は不器用で、秘密を抱え、もちろん失敗だってする。そんな愛すべきキャラクターたちが集結しています」と予告した。