俳優のムロツヨシが、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語’19秋の特別編』(11月9日21:00~23:10)で、同ドラマに初主演することが10日、明らかになった。

ムロツヨシ=フジテレビ提供

ムロが主演するストーリーは「コールドスリープ」。演じるのは「ITの風雲児」「未来を創造する男」と称される社長・藤田吾郎だ。

藤田には、一人息子の恭平(長野蒼大、のちに落合モトキ)がおり、優秀な大人になるように、教育にもかなり力を入れていた。また事業で成功をおさめた彼は、幼いころからの夢である日本人初の宇宙旅行を実現させようとしていたが、恭平と副社長の大岩(桜井聖)はそんな藤田の身を案じていた。

というのも、数週間前、藤田は治療法のない病気と診断され、余命3カ月を宣告されていたから。不思議なカプセルの前に立つ藤田が入ろうとしていたのは、生物を生きたまま低温状態で保存し、組織の老化を防ぐ“コールドスリープ”の機械。この機械は最大50年冬眠できて、途中4回まで覚せいすることができるという。この治療法にいちるの望みをかけて冬眠に入る藤田だったが…。

ムロは『世にも奇妙な物語』初主演について、「24年前に役者という道を選んだのですが、その道を選ぶ前から放送しているシリーズということで、役者を志した頃は目標にすることもできませんでした。僕が映像デビューしたのが28歳で、30代でも夢はかなわず、43歳で主演という夢をかなえることができました! ありがたいですし、うれしい限りでございます」と歓喜。

撮影では「“コールドスリープ”の機械に頭をぶつけるシーンで、僕が寝る位置を間違えてしまって、下唇を思いっきりぶつけてしまったのですが、そのままOKが出たシーンがあるので、そこも見ていただければと思います」といい、「僕が見てぜひやりたいと思ったストーリーです。悲しい話なのか?怖い話なのか?不可思議な話なのか?コミカルな話なのか?どんな話なのか? 見て確認して、感想をどこかで聞かせて頂けたらうれしいです」と呼びかけている。

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