10月4日、東京・歌舞伎町に、ホリエモンこと起業家の堀江貴文氏と和牛専門シェフの浜田寿人氏がプロデュースした"スタンディング焼肉バー"「YAKINIKUMAFIA(ヤキニクマフィア)」がオープン。それに先立ち、メディア向けに発表会及び試食会がおこなわれたので早速行ってみた!
ホリエモンと和牛専門シェフの浜田寿人氏がプロデュース
同店は、堀江氏と浜田氏により2016年に設立された完全会員制の和牛レストラン「WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)」が手掛ける新業態の1号店。今回は「WAGYUMAFIA」の会員及び、10月9日からCAMPFIREでスタートする「YAKINIKUMAFIA」クラウドファンディングの支援者に向けてのプレオープンとなり、2020年1月からは一般向けにグランドオープンする予定となっている。グランドオープン後には会員登録不要で利用することができるのだとか。
店がある場所は、歌舞伎町のド真ん中、ゴジラのオブジェでおなじみの「新宿東宝ビル」を正面に見て左手に回り込んだ「歌舞伎町商店街振興組合ビル」の7F。店内に入ると、洗練されたオシャレなバーという感じの雰囲気だ。コの字型のカウンターには21席分設けられているそうで、1人1台の無煙ロースターで"立ち食い"するスタイルとなっている。立ち食い焼肉には何度か行ったことがあるが、雰囲気はまったく違う。とはいえ敷居の高さはなく、店内にはノリの良いBGMも流れており、気取らずに焼肉を食べることができそうだ。
発表会でオープンするに至った背景やその思いを語った堀江氏と浜田氏によると、世界的にも希少な和牛の美味しさをより多くの人に広めたいという思いもあり、インバウンド客が多い歌舞伎町に1号店をオープンしたそうで、今後は香港、ロンドン、ニューヨークへの展開を予定しているという。また日本を訪れる富裕層の中には、ディナータイムで予約しているお店に行く前にでも、サクッと美味しいものを食べたいという人も多いとのことで、立ち食いスタイルとなったそうだ。
立ち食いスタイルで高級焼肉にがっつく!
メインのメニューとなるのは「YAKINIKUMAFIA BBQ BARA PLATE COMBO SET」(税別5,000円)。うっ、さすが高級焼肉店、高い。と思ったのだが、「WAGYUMAFIA」で提供している尾崎牛・神戸牛を扱っているそうだから、高いどころかこの価格で食べられるのはかなりお得なのだ。「YAKINIKUMAFIA BBQ BARA PLATE COMBO SET」で提供される肉の部位は、クラシタ(ざぶとん)、中バラ、外バラを盛り合わせており、結構ボリュームあり。ごはん、大根の鬼おろし、キュウリ漬け、牛骨スープとセットになっている。
ではいよいよ、いただきます。まずはクラシタを焼いて、塩とコショウで食べてみた。う、美味い。旨味をしっかり感じるものの、脂がしつこくなくてさっぱりしているから、どんどんいけてしまう。高級焼肉だからといってちょっとずつ味わうなんてことはしない。せっかくの立ち食いスタイル、バクバク食べちゃおう。
と思って食べていると、いつの間にか隣のロースターで堀江氏がスタッフにスマホで動画撮影をしてもらいつつ、焼肉を食べだした。「うめ~! 最高!」と言いつつ次々とたいらげる堀江氏、いやホリエモン。さすが、めちゃくちゃエネルギッシュ! その迫力を前にボケっと眺めていると、こちらを向いて「食べてますか~!?」とひと言。「はい、めちゃくちゃ美味いっす」と圧倒されつつ答える筆者。本当にめちゃくちゃ美味い。
今度は、秘伝のタレと大根の鬼おろしに卵黄を混ぜてから肉をつけて食べてみたのだが、まろやかなタレと卵黄に肉の旨味が溶け合って絶品。「それ、ヤバいよね!? 」とハイテンションなホリエモン。あっという間に、肉を平らげて、次の予定があるのか、店を去って行った。う~ん、やっぱりすごいバイタリティですな。その秘訣は美味しい和牛を食べているからなのかもしれない。
そうそう、肉だけじゃなくて、ごはんがまた美味しかった。神戸牛の堆肥で作ったコシヒカリを「バーミキュラ」の炊飯器で炊いているそうで、粒立ちがよく絶妙な甘みで箸が止まらない。シメにマイルドな味わいの牛骨スープを飲んで、ふぅ~、ごちそうさまでした!
日本が世界に誇る和牛をカジュアルに堪能できる「YAKINIKUMAFIA」。2020年のグランドオープンが待てない人は、是非クラウドファンディングで支援してみてほしい。
●information
「YAKINIKUMAFIA」
東京都新宿区歌舞伎町1-19-3 歌舞伎町商店街振興組合ビル 7F
営業時間:17~22時(ラストオーダー21時)
休:日
※グランドオープンは2020年1月以降を予定