楽天インサイトは9月27日、「家計の節約に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2019年8月27~29日、調査対象は20~69歳の個人で、有効回答は1,000人。

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    現在意識して節約している費用(n=963:家計を節約している人)

10月より予定されている消費税10%の引き上げは家計にどの程度影響を与えるか尋ねると、「影響があると思う(「あまり影響はないと思う」以外の回答率合計)」と答えた割合は94.3%に達した。

消費税増税に合わせて始まる「キャッシュレス・消費者還元事業」におけるポイント還元制度の利用意向を聞くと、「利用意向者」(「積極的に利用すると思う」+「ある程度利用すると思う」)は76.2%に上った。

現在、家計の節約をしている人(かなり+ある程度)は76.4%。節約しようと思うきっかけは何か問うと、「老後の不安」が48.0%と半数近くを占め、次いで「消費税増税への不安」が17.8%、「子供の学費・養育費」が14.1%、「退職または定年退職」が12.3%と続いた。

毎月の生活費の出費額を把握している人(必ず+大体)は71.1%。性年代別にみると、全年代で男性より女性の方が把握している人が多く、特に女性30代~60代では8割近かった。

現在、意識して節約している費用は、1位「食料品」(53.3%)、2位「衣服・履物」(48.6%)、3位「光熱・水道」(44.9%)。今後、節約したい費用は、1位「食料品」(33.6%)、2位「衣服・履物」(31.2%)、3位「携帯電話代」(29.0%)となった。

家計を節約している人のうち、買い物の際に共通ポイントを活用している人は93.9%。共通ポイントの使い方については、「オンラインショッピング」が最も多く54.9%を占めた。