青山商事は10月1日、全国の「洋服の青山」にて商品価格表示の大規模改定を実施する。

  • 洋服の青山

    洋服の青山

同社によると、動きやすさ、軽さ、形状記憶など、先進的な機能を備えたビジネスウェアの需要が高まっているが、多機能化していくことで単品価格が上昇しているという。

一方、スーツ業界では販促施策のために「クーポン半額セール」なども行われている。単価上昇と販促施策が重なり、「わかりにくい複雑な価格表示」になっているのが現状だと指摘している。

今回の商品価格表示の大規模改定は、既存のスーツ業界の垣根を越えた新たな競合と市場も意識した「わかりやすさ」を重視して実施する。「クーポン半額セール」などの極端な割引でわかりにくく複雑 になっていた価格表示をなくし、わかりやすく安心できる価格表示に変えていくとのこと。

価格表示の改定に相当するのは、メンズスーツ、シャツ、レディス商品全般など商品全体の約8割。一例として、メンズスーツは改定前49,000円が改定後29,000円、ドレスシャツは改定前4,900円が改定後3,900円、レディススーツ(上下)が改定前28,000円が改定後23,000円となる。

店舗販売する一部の商品はすでに改定済みで、9月30日の営業終了後にすべての改定が完了するという。なお、わかりやすい価格表示に加えて、品質、品揃え、さらには実店舗ならではの接客サービスを強化していくとしている。

※価格はすべて税別