ダスキンはこのほど、「大掃除に関する意識・実態調査」の結果を明らかにした。同調査は1月25日~26日、全国の20歳以上の男女4,160人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 1日あたりの平均大掃除時間

    1日あたりの平均大掃除時間

2018年末に大掃除をしたか尋ねたところ、55.9%が「大掃除した」と回答した。高校生以下の子どもを持つ子育て世代においては、大掃除の実施率は64.5%だった。子育て世帯の女性が大掃除にかけたトータル時間は「4時間以上6時間未満」(25.2%)で、全体(24.6%)と同水準だった。

しかし、1日あたりの平均大掃除時間では全体よりも短い「1時間以上2時間未満」(28.0%)が最も多く、大掃除に費やした日数も「3日」(28.1%)と全体より多かった。子育て世帯の女性は大掃除時間を十分に確保するため、1日の掃除時間を短縮し、その分複数日に分散して行っていることがわかった。

子育て世帯が掃除した場所を男女別に見ると、夫だけが担当したのは「浴室」「窓・網戸」、妻だけが担当したのは「キッチン」「洗面所」だった。

配偶者の大掃除の取り組みに対する満足度を尋ねると、夫の妻への満足度は87.8%、妻の夫への満足度は61.9%で、夫への満足度が低かった。

  • 大掃除の配偶者の取り組みに関する満足度

    大掃除の配偶者の取り組みに関する満足度

満足した理由を聞くと、男女とも順位は変わらず、1位は「積極的に取り組んでくれた」、2位は「きちんと汚れが落ちた」だった。3位以降は、夫が「時間通りに終わった」「手際がよかった」と時間配分や手際の良さに満足している一方、妻は「自分や他の家族では難しい場所を担当してくれた」を評価していることがわかった。

子どもの大掃除参加率を見ると、小学生は48.4%、中学生は48.6%、高校生は35.7%が参加していることがわかった。子どもが担当した掃除場所は、小学生から高校生まで上位3カ所は「リビング・ダイニング」「窓・網戸」「玄関」と共通している。

  • 子どもの大掃除参加率

    子どもの大掃除参加率