BS日テレとBS日テレ4Kでは、パンダの野生化プロジェクトに密着したドキュメンタリー特番『パンダ故郷へ帰る~誕生・成長・そして野生へ 密着2年半~』を、10月4日(18:00~20:54)に放送する。

  • 『パンダ故郷へ帰る~誕生・成長・そして野生へ 密着2年半~』より=BS日テレ提供

絶滅の危機に瀕しているジャイアントパンダの個体数を復活させるため、2003年から中国四川省の「中国パンダ保護研究センター」が取り組む「パンダの野生化プロジェクト」。これはパンダ保護研究センターで、生まれた子パンダを野生に近い状態で育て、やがて野生に帰すという計画だ。

番組では、このプロジェクトに選ばれた2組の母子パンダに4K高精細カメラで2年半にわたり密着した映像を日本初公開。これまで謎だったパンダの生態の解明につながる映像の撮影に成功し、世界初となる4Kカメラでのパンダの出産の瞬間の撮影にも成功した。

子パンダをいつくしむ母パンダ、母パンダに甘える子パンダの愛らしい姿もたっぷり収録されており、動物園では決して見ることのできない貴重な映像満載となっている。

ナレーションを担当したのは、絵本専門士の資格を持ち、絵本の読み聞かせイベントなども企画開催している、日本テレビの杉上佐智枝アナウンサー。収録は2日間にもわたり、子パンダの気持ちになってアフレコするシーンもあった。

収録を終えた杉上アナは「人生でこんなにパンダに親しみを覚えたことはなかったです。自分も子育てする母親として、ものすごく共感できたし、感情移入できたし、お母さんパンダと子育てについて語り合いたいなと強く思いました」と感想をコメント。「パンダがあれだけ赤ちゃんに愛情を注いで子育てすることを知らなかったのですが、ご飯を食べる時も片時も離さないとか、一緒に寝落ちをしてしまうとか、排せつのケアをするとか、すべてが人間と共通しています。動物園で見るパンダとはまた全然違う、私たちが親しみを持てるパンダの姿を今回私も初めて知ることができて、とても良い経験をさせてもらいました」と語る。

また、2日間というナレーション収録については「アナウンサーとしては、この分量のナレーションをさせてもらうのは、私の18年間のアナウンサー生活で初めてでした。こんなに分厚い原稿を1人で読ませてもらうというのは本当に光栄で、勉強になりました」と話している。

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