西武鉄道は24日、西武秩父線が開通50周年を迎えることを記念し、西武秩父駅にて10月14日に「西武秩父線開通50周年記念セレモニー」を開催すると発表した。
西武秩父線は1967年7月19日に建設工事を着工し、約2年3カ月の工期を経て、1969年10月14日、当時私鉄最長とされた正丸トンネル(4.8km)で山を貫き、吾野駅と西武秩父駅を結ぶ19.0kmの路線として開通した。今年で開通50周年を迎え、3連休の10月12~14日にかけて、開通当時の西武秩父線を運行していた101系(4両編成)による記念運行が実施される。
開通日の10月14日には、西武秩父駅前広場と西武秩父駅前温泉「祭の湯」駐車場にて、10~15時に記念セレモニーを開催。イベント会場に地元自治体の2市4町の首長を招き、鏡開き・振舞酒を行うほか、秩父屋台囃子の演奏や御神輿・秩父音頭の披露、秩父産品の物販など、秩父地域を代表する文化やグルメが一堂に会する。
西武秩父駅構内では、初代「レッドアロー」5000系の前頭部をはじめ、「ニューレッドアロー」10000系、新型特急車両001系「ラビュー」の3世代が集い、西武秩父線の開通から50年の日を盛り上げる。展示時間は13時50分から14時25分までとなる。
開通日の10月14日からは、池袋駅・所沢駅・飯能駅・西武秩父駅でオリジナル台紙とD型硬券4枚をセットにした「西武秩父線開 通50周年記念乗車券」(1セット1,000円・限定5,000セット)を販売する。その他、10月13日に開催される「龍勢祭」では、「西武秩父線開通50周年」のロゴマークを施したロケットを打ち上げる。