京成電鉄は19日、「スカイライナー」の車両AE形を1編成増備し、同日から営業運転を開始したと発表した。AE形は成田スカイアクセス開業に合わせて2010年に登場した車両で、3代目「スカイライナー」として最高160km/hで走行している。
同社は10月26日に実施するダイヤ改正において、全席座席指定の有料特急「スカイライナー」を大幅に増発し、終日20分間隔で運行する予定。運行本数を現在の約1.4倍となる。 成田空港の運用時間延長に対応し、「スカイライナー」の運行時間帯も拡大。始発駅である京成上野駅・成田空港駅の発車時刻をそろえ、「終日」「いつでも」「待たずに」利用可能な列車にするという。
AE形の増備は「スカイライナー」の運行を20分間隔とするために実施された。増備された編成はバリアフリー整備ガイドラインの「望ましい整備内容」に対応し、ハンドル型電動車いすを使う乗客が利用できるトイレを装備している。2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、成田空港利用者のさらなる利便性向上を図った。