日本郵便とJR東日本は、無人駅となっている内房線江見駅(千葉県鴨川市)において、郵便局における駅窓口業務の一体的な運営を実施すると発表した。

  • 駅と一体となった郵便局舎の外観イメージ(JR東日本提供)

両社は2018年6月12日に締結した「日本郵便とJR東日本の地域・社会の活性化に関する協定」にもとづき、「郵便局と駅の機能連携」「両社のネットワークを活用した物流」「地域活性化施策」など、さまざまな分野で連携の検討を行っている。

今回、「郵便局と駅の機能連携」として、千葉県鴨川市の江見郵便局を内房線江見駅の敷地内に移転。新たに駅と一体となった郵便局舎を建設し、江見郵便局において駅窓口業務も扱うこととする。駅窓口業務の取扱内容は、普通乗車券、定期券といった乗車券類と無記名式の「Suica」の販売業務、精算業務、列車の発車時刻、運賃の案内業務などとされている。

  • 駅と一体となった郵便局舎の内観イメージ(JR東日本提供)

実施時期は2020年8月の予定。今後も日本郵便とJR東日本は互いに連携協力することにより、一層の地域・社会の活性化に貢献するとしている。