エアトリはこのほど、「親子旅行」に関する調査結果を発表した。調査は8月27日~30日、20代~70代の男女934名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、「自分の親と親子旅行に行きたいと思いますか?」と質問したところ、全世代において、半数超が「強く思う」「やや思う」と回答。その割合は、30代・40代では7割近い割合だったのに対し、50代では64.2%、60代では59.7%と年齢が進むにつれ少なくなる傾向が見て取れた。
反対に、子どもがいる人に対し、子どもと親子旅行に行きたいと思うかを聞くと、「強く思う」「やや思う」と回答した人の割合が全世代で6割を超え、子どもよりも親の方が親子旅行を望んでいることがわかった。
次に、親子旅行をしたことがある人を対象に、親子旅行において、初めて自身が親の旅費を負担したのは何歳の時かを尋ねたところ、「負担したことはない」(31.7%)が最多に。負担したことのある人の回答としては「30代」(23.2%)が最も多く、次いで「20代」(20.1%)、「40代」(15.6%)と続いた。
今まで負担したことのある親の旅費の最高額を教えてもらうと、多い順位に「5万円以上10万円未満」(26.6%)、「10万円以上20万円未満」(24.1%)、「5万円未満」(21.0%)となり、7割以上の人が「20万円未満」であることが明らかに。一方、「50万円以上」は4.2%にとどまり、同調査における最高額は「300万円」という結果となった。
親の旅費を負担した(するようになった)きっかけについては、「特にない」(36.2%)が断トツで多く、次いで「記念日」(19.5%)、「生計が成り立つようになった」(17.5%)が上位に。
一方、親の旅費を負担していない人の理由としては、「親が払わなくて良いと言う」(31.9%)、「親の方が収入がある」(20.2%)、「今までの慣習」(15.2%)と続き、半数近い人が親の意向で旅費を負担していないことがわかった。
また、子どもは何歳から親の旅費も負担すべきだと思うか聞いたところ、全年代において「年齢に関わらず、一定の収入を得られるようになったら」が断トツの1位に。
一方、「いつまでも負担しなくて良い」と回答した人からは、「対等じゃないと行き先や時期の意見を言いにくくなるので常に割り勘にしてほしいと親に言われている」「自分が子の立場なら負担したいが、親の立場なら負担させたくない」「親はいつまでも親だから子どもと一緒の時はお金を出してあげたい。そのためにある程度の貯えが必要と思う」といった意見が寄せられた。
最後に、子どもがいる50代以上の人を対象に、子どもと行きたい旅行先を教えてもらった結果、国内は1位「北海道」、2位「沖縄県」となり、国外では、1位「ハワイ」、2位「アメリカ」となった。