JR北海道は6日、キハ40形「山紫水明(さんしすいめい)」シリーズ車両の「紫水(しすい)」号が10月上旬頃に完成すると発表した。10月14日に旭川駅で一般公開した後、10月中旬頃から定期列車として運行する予定となった。

  • 「紫水」号の車体側面イメージ(提供 : JR北海道)

「山紫水明」シリーズ車両は、2018年に投入したキハ40形「北海道の恵み」シリーズ車両が好評だったことを受け、新たにキハ40形2両を改造。車両名称を「山明(さんめい)」号・「紫水(しすい)」号とし、定期列車として運行するほか、観光列車やイベント列車としても使用する予定。「山明」号については9月デビューが発表されていた。

「紫水」号も10月上旬頃に完成し、10月14日9時から30分間、旭川駅1番ホームにて一般公開され、外観・車内を見学できる。参加する際、公開時間中に入場券または有効な乗車券類で改札内に入る必要がある。なお、見学者が多い場合、安全確保のために入場制限を行う場合や、列車の遅延・運休等の発生などで公開を中止する場合がある。

  • 「紫水」号の車体前面・内装イメージ(提供 : JR北海道)

10月14日には「団体旅行 ~デビュー記念『紫水』号で行く富良野線の旅~」も実施。「紫水」号を利用し、旭川~富良野間を往復する日帰り旅行で、2020年8月1日の富良野線全通120周年に向け、「鉄道の日」である10月14日に合わせて企画された。旅行代金は7,800円(こども4,800円)、募集人員は40名(最少催行人員30名)となっている。