ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系番組『池上彰のニュースそうだったのか!!』。8月31日(18:56~)の放送では、9月1日が防災の日のため、年に1回の「防災SP」だった。
同局の丹羽敦子プロデューサーは「例年は防災のみでしたが、最近はあおり運転やアポ電などといった恐ろしい事件も起きているので、今回は防災に加え、防犯についての最新常識も解説していただきました」と説明する。
続けて「防災については毎年特集しているんですけど、毎回発見があって驚きです。『火事の時はドアを閉めたほうがいい』『山で遭難した時は尾根に登る』とかは意外でした」と明かし、「池上さんも、スズメバチが腕などに止まった時には"上から叩き潰す"という環境省の情報には『え? 一度で殺せなかったら襲ってこない?』とかなり驚いていました」と振り返った。
番組では、収録までに池上氏とスタッフで2回打ち合わせをしているという。「1度はざっくりと、『次は何のネタやりましょうか』『どんな切り口にします?』という大枠を決めるものです。これは一部のスタッフのみが参加して決めています。それをもとに担当ディレクターが演出を考えて、2回目の打ち合わせで池上さんにプレゼンします。『こんな模型使いましょう!』とか『こんな面白い映像があるのでぜひ使いたいです!』っていう感じです」(丹羽P)。
そして丹羽Pは「ここでは担当するスタッフ全員集まって、具体的に解説する内容、そしてスタジオの大きな画面に映す文字や画像までだいたい決めてしまいます。1回目は10分~15分でさくっと終わったりもしますが、この2回目の打ち合わせでは、1収録当たり2時間ぐらい、じっくりと打ち合わせしています」という。
しかし、池上氏は夏休みの期間中、日本各地の大学で集中講義を行っているそう。そのため、なかなか東京では打ち合わせができないという事態が発生し、「今回のスタッフ全員参加の打ち合わせはなんと、神戸で行われました」とのことだ。
丹羽Pは「豪華客船がとまっている神戸港が見えるきれいな部屋で打ち合わせをしたせいか、ちょっとスタッフが調子に乗っていまして(笑)。危険生物遭遇編で、『ライオンに遭遇したら』とか『ワニに襲われたら』とか、いろいろやろうとして、池上さんに却下されました(笑)。『日本でライオンに出会うことはないからね』と。本当にその通りで、結果、スズメバチと熊になりました」と語り、「そして来週も、池上さんと東京ではない場所で打ち合わせです」と述べた。
次回(14日 18:56~)は、戦後最悪とも言われている日韓関係、香港でのデモ、イギリスのEU離脱についてなど、世界各地で起きている揉めごとについて解説していく。