できれば毎日食べたいけれど、作るのが面倒なのがみそ汁。お湯を注ぐだけで完成するフリーズドライみそ汁は、強い味方ですね。老舗のアマノフーズが8月20日、秋の新商品を発表したので、紹介します。
フリーズドライのおさらい
フリーズドライ食品とは、「食品を凍結(フリーズ)させ、真空化で乾燥(ドライ)させたもの」。食べるときは、お湯を注ぐだけで、食材がもともとの状態に戻るため、できたてのようなおいしさが楽しめます。
また、調理の手軽さだけでなく、「軽くて買い物が楽」「長期保存ができる」などの利点も見逃せません。ライフスタイルや家族のあり方が変化し、一人で食事を取る「個食」にもフィットします。さらに、子どもが巣立った世帯の食事としても好意的に受け入れられているそうです。
味もなかなかで、色や風味や栄養価が損なわれにくくなり、できたてのような風味が楽しめるのです。企業努力に拍手喝采を送りたい!
次から、アマノフーズの新商品を詳細に紹介していきます。商品ラインナップは以下の通り。
野菜不足を解消するみそ汁
みそ汁のこと、単なる添え物と思っていませんか? 具材をたっぷりにすれば「食べるみそ汁」として、おかず級の存在感と栄養バランスを実現してくれるますよ!
そこで、「10品目の一杯」シリーズ(希望小売価格は税抜き160円/1食)。その名の通りに、野菜や、海草、きのこなど10品目の食材が入ったみそ汁で、合わせみその「こがねの椀」、赤みその「あかねの椀」、白みその「わかばの椀」の3種のラインナップとなっています。
野菜は天候次第で価格が高騰しやすいので、10品目入っているのは高コスパと言えそう。
ごはんのおかずにもなる「Theうまみ」シリーズ
汁物界にも肉ブームが到来。アマノフーズでは、「食べ応えおかず級」をキャッチコピーにした「Theうまみ」シリーズ(希望小売価格は税抜き180円/1食)を開発。「Theうまみ 炙り牛スープ」は、牛骨とテールのスープに直火で炙った牛カルビ肉が潜む本格派なのです。フリーズドライならではの肉のリアル感がすごい。
白ごはんに添えて、ちょっとしたおかずにしてもOK。箸が進むこと間違いなしです。
姉妹品には、「Theうまみ 燻製鶏スープ」があります。こちらは、国産桜チップで薫製にした国産鶏肉を使用しており、黒胡椒仕立ての鶏白湯スープとの組み合わせがぜいたく。うまみたっぷりなのに、化学調味料無添加なのもうれしいポイント。
燻製のスモーキーな香りも魅力的で、これはもしかしたらシングルモルトウイスキーのおつまみにもいいかもしれない……。
フリーズドライ食品なのに機能性表示食品!?
健康志向の方は、「おだやかプラス わかめスープ」(希望小売価格は税抜き600円/5食)にご注目を。「難消化性デキストリン」を配合しているので、食後の血中中性脂肪値の上昇スピードを抑えてくれます。
こちらもわかめがたっぷり入っていて、食べ応え抜群。和食だけでなく、中華やエスニック料理にも合いそうです。「難消化性デキストリン」は無味・無臭のため、スープの味をまったく変えません。
このような感じで、さまざまな利便性や健康効果を手軽に取り入れられるのが、フリーズドライのみそ汁やスープ。
時短と健康が志向される中で、フリーズドライ食品市場は近年順調に拡大しているそうです。「野菜を食べきれずに腐らせてしまった」という食品ロス解消の一助となる上、防災用の保存食としても活躍してくれそうです。
※価格はすべて税抜き