元HKT48の指原莉乃プロデュースによるアイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)と≠ME(ノットイコールミー)、そして湘南乃風の若旦那こと新羅慎二が出演するプログラミングを学ぶ番組『めざせ!プログラミングスター ~プロスタ★キッズ大集合~』(BS日テレ毎週土曜10:30~、Hulu放送後見逃し配信・オリジナルコンテンツ配信)が、今年4月にスタートして4カ月が経過した。

来年の小学校必修化を前に、注目を集める「プログラミング」だが、収録では思わぬハプニングや笑いも飛び出し、メンバーたちはバラエティ番組形式で楽しく学んでいる様子だ。そこで、レギュラー出演する=LOVE大谷映美里と野口衣織に、話を聞いてみた――。

  • 『めざせ!プログラミングスター ~プロスタ★キッズ大集合~』に出演する=LOVEの野口衣織(左)と大谷映美里

    『めざせ!プログラミングスター ~プロスタ★キッズ大集合~』に出演する=LOVEの野口衣織(左)と大谷映美里

■頭が良くなった気がする

――番組がスタートして4カ月が経過しましたが、いかがですか?

大谷:プログラミングというものに全く関わったことがなかったし、勉強みたいな難しいイメージがあって不安からのスタートだったんですけど、まずは「スクラッチ」というソフトで楽しく学んでいけて、とにかくあっという間に時間が過ぎていったなという感じです。

野口:私の中で、プログラミングというのは数字や見たことない文字がズラッと並んでるイメージがあったんですけど、思ったより難しくなくて、気軽に誰でも試すことができると思ったので、たくさんの方に知っていただきたいなってすごく思いました。

――楽しくてあっという間なんですね。

大谷:そうですね。あと、「自分にもここまでできるんだ!」っていう発見がありました。そういう面でも成長できたかな(笑)

――自信がついたんですね。

野口:頭が良くなった気がする(笑)

大谷:分かる!分かる!(笑)

――ちなみに、お2人は学校での成績はどうだったんですか?

大谷:私は文系で、こういう数学的なプログラミングとかは苦手でした。

野口:私は高校が商業科だったので、結構数字を打ってたりしたんですけど…。卒業してもう1年経ったので、また1からになりました(笑)

――番組の反響はいかがですか?

野口:ファンの方で「プログラミングに関わる仕事やってるんだよ。だからすごい参考にしてる」と言ってくださる方が握手会で言いに来てくださったことがありました。あと、お母さんとお父さんからは「なんであそこでもっと声出せなかったの?」ってダメ出しをもらったりして(笑)。ちゃんと見てくれてるんだなと思ってうれしいです。

大谷:私もファンの方から言われたりします。それと昨日、友達に会ったとき「明日プロスタの収録なんだ」って言ったら、「あれ見てるよ」「大変そうだね」って言ってもらえました。

――プログラミングをやってない人が影響を受けたという話は聞きますか?

野口:今やってる「マインクラフト」というゲームがもともと好きだったファンの人が、それでプログラミングが学べるというのを知らなかったそうで、「俺もプログラミングやってみようかな」ってコメントを頂いたときはうれしかったですね。

大谷:私たちが出てるということで見てみたら、勉強よりもバラエティ色が結構強くて、「面白くて見てるよ」と言っていただけますね。

■指原莉乃からのミッション達成は…

――番組がスタートする時の記者会見で、プロデューサーの指原莉乃さんから「今の時代はアイドルも何かできないといけないから、手に職を付けて帰ってきてね」と言われたことを話していましたが、“手に職”は付きましたか?

大谷:ちょっとまだそこまでには至ってないです…。最近、「マインクラフト」の先輩方のすごい世界を見させていただくことがありまして、それを見てしまうとやっぱりまだまだだなって思います。でも、そこまで行きたいなという気持ちもしっかりあります。

――指原さんからは「いつもよりリアクション大きめに頑張って」というバラエティのアドバイスも受けていたそうですが…。

野口:あーっ!! そう言えばそうだったと思って、今ハッとしました。収録は何回やっても緊張しちゃって、声を出そうとしても「ここはRで…」とか小声でつぶやいちゃってます。これから気をつけたいと思います。

大谷:そうそう。自分自身と、編集する方にしか聞こえないくらいの大きさで言ってしまうので、そこは課題ですね。

――4カ月プログラミングを学んでみて、お仕事で何か生きた部分はありますか?

野口:ライブのときに照明に当たると、「あ、これもプログラミングなのかな?」ってふいに思うようになりました。マイクの切り替えとかも、その場で手でやるのって大変じゃないですか。リハーサルでそのチェックをしていたりするので、「ここでもプログラミング、あっここでもプログラミング!」ってたくさん見つけられるようになって、こんな近くにあったんだなってすごい感動します。ライトって、アイドルにとっては本当に大切というかありがたい存在なので、「これからもよろしくお願いします」っていう気持ちですね。

大谷:効率良い考えを意識し始めたと思います。プログラミングってできるだけ効率よく最短のルートを生み出してくれるので、そこからすごい学んでますね。ライブでもずっとMCが苦手って言ってたんですけど、最近になってファンの方から「すごい成長したね」って言っていただくので、影響があったのかなって思ってうれしいです。