大塚製薬は7月22日、「小学生の母親に聞く 夏休みの子どもの食生活意識調査」の結果を発表した。調査は6月28日~7月1日、東京都、神奈川県、埼玉県、大阪府在住の小学生の子どもを持つ母親400名を対象にインターネットで行われた。

  • 夏休みの子どもの食生活について不安に思うこと

    夏休みの子どもの食生活について不安に思うこと

調査によると、夏休みの子どもの食生活に不安を抱えている母親はおよそ6割。具体的にどんなことが不安なのかを尋ねたところ、「アイスやジュースを飲食する機会や量が増える」(47.8%)が最も多く、次いで「おやつの量が増える」(35.5%)、「栄養が偏る」(30.5%)と続いた。

また、夏休み期間中の食事の用意について聞くと、83.0%もの母親が「負担が増える」と回答。特に「毎日昼食の準備が増える」「子どもの栄養を考えると手抜きができない」「給食費と同じ金額で作りたいが難しい。給食はすごいと思う」など、「手間」「栄養面」「コスト面」の3つが主な理由にあがった。

  • 夏休みの子どもへの食事で工夫したいこと

    夏休みの子どもへの食事で工夫したいこと

次に、「夏休みの子どもへの食事の提供に関して、工夫する必要があると思うこと」を聞いたところ、「野菜を積極的に取り入れる」(55.0%)、「栄養バランスを考える」(42.5%)に回答が集中した。

一方、実際に工夫していることを聞いてみると、やはり「野菜を積極的に取り入れる」(40.3%)や「栄養バランスを考える」(29.0%)が上位に。しかしながら、いずれも数値は下がっており、実際に工夫できている人は少ないことが伺えた。

最後に、夏に子どもに与えたいと思う食品を聞くと、多くの母親が「栄養バランスがよい食品」(87.0%)や「子どもが好んで食べられて、栄養バランスがよい食品」(79.5%)と、栄養バランスを重視していることが明らかに。また、「手軽で簡単に栄養補給ができる食品」(62.8%)や「食が進まない時でも、栄養補給ができる食品」(60.8%)といった意見も多かった。