お彼岸やお盆と、間もなくやってくる帰省シーズン。お盆休みの連休に合わせて、帰省する人も多いのではないだろうか。実家や義実家に帰る時の必須アイテムと言えば手土産。挨拶やお礼のために購入している人もいるだろう。

しかし、毎年似たようなものを買っていたり、どのようなものを買えばいいか迷ったり、手土産選びは悩んでしまうものである。久しぶりに会う家族や、お世話になる義実家に何を贈ればよいのだろうか。せっかくなら、センスのある手土産でみんなを喜ばせたいものだ。

全国の選りすぐりの手土産を紹介するサイト「接待の手土産」で編集長を務め、公私ともに手土産のアドバイスをしているという佐野櫻子さんに帰省の手土産を選ぶポイントを聞いてみると、「希少性の高い商品が喜ばれる」とのこと。そこで今回は、帰省の手土産にぴったりの洋菓子を佐野さんに教えてもらった。

 銀座わぐりへしれけーき

  • 「銀座わぐりへしれけーき」(税込7,344円)

    「銀座わぐりへしれけーき」(税込7,344円)

いつもより高級なものを贈りたい時は、銀座の日本料理「Kuma3(クマサン)」がプロデュースする「銀座わぐりへしれけーき」(税込7,344円)。丹波栗をはじめ厳選された和栗や極上のフランス産発酵バター、鶏舎から餌までこだわった朝採り紅花たまごなど使用している。独特の風味と舌触りを楽しむため、冷蔵庫で2~3時間冷やしてから食べるのがおすすめとのこと。

 フルーツゼリー寄せ

  • 「フルーツゼリー寄せ」(税込5,400円)

    「フルーツゼリー寄せ」(税込5,400円)

フルーツ好きにおすすめなのは、「フルーツゼリー寄せ」(税込5,400円)。「京都吉兆」のコース料理で大変好評のフルーツゼリー寄せを、贈り物用にアレンジした逸品だ。ゼリーの食感や見た目の美しさはもちろん、赤ワイン、ミルク、オレンジと3種のオリジナルソースが付いていて、アレンジも楽しめる。パッケージは名店らしい高級感あり、贈り物に最適だろう。

 フィナンシェブロンドキャラメル

  • 「フィナンシェブロンドキャラメル 10個入り」(税込2,900円)

    「フィナンシェブロンドキャラメル 10個入り」(税込2,900円)

甘いもの好きな人に贈りたいのは、パティシエの江口和明氏が手がける「パティスリー&カフェ デリーモ」の人気商品「フィナンシェブロンドキャラメル」(税込2,900円)。スモーキーな香りが特徴のショコラを使用したフィナンシェに、第四のチョコレート・ブロンドチョコレートを贅沢にディップしている。中にはとろっとした塩キャラメルが入っていて、濃厚でリッチな味わいを堪能できる。珍しいフィナンシェは話題にもなりそうだ。

 モルソー秋元さくら監修SWEETSグジェール

  • 「モルソー秋元さくら監修SWEETSグジェール」(税込2,160円)

    「モルソー秋元さくら監修SWEETSグジェール」(税込2,160円)

甘いものが苦手な人にもおすすめなのは、フレンチの人気店「モルソー」の秋元さくらシェフ監修した「グジェール」(税込2,160円)。クセになる新食感と一度食べ始めると止まらない甘味と塩味が絶妙な逸品だ。チーズと黒こしょう、トマトとバジルの2種類の味わいが楽しめ、ワインなどのお酒のお供にもぴったり。おやつとしてもおつまみとしても、様々な場面で楽しめるだろう。

 今年のトレンドは「レストランの手土産」

佐野櫻子さんに、近年の洋菓子のトレンドについて解説してもらった。

「話題のレストランの味やエッセンスを体験できる手土産がトレンド。希少性・わざわざ感・高級感もあり、受け取る方も嬉しいでしょう。普段なかなか足を運べない、話題のレストランの味をぜひ帰省の手土産に」

普段あまり食べないものは、特別感を味わえそうだ。今年はいつもより少し良いものを贈ってみるのもいいかもしれない。

取材協力: 佐野櫻子(さのさくらこ)

全国から選りすぐりの手土産を紹介する、ぐるなび運営「接待の手土産」編集長。年間約10回にわたり手土産の品評会を実施し、手土産選びの機会が多い現役秘書の評価を基に年に1回「“接待の手土産”セレクション」としてサイトや本で発表。仕事柄、公私ともに様々なシーンでの手土産のアドバイスを依頼され、手配する頻度が高い手土産マスター。2019年7月8日(月)に最新本「接待の手土産 2019-2020」(日本経済新聞出版社)が発売される。