なにわ男子/関西ジャニーズJr.の西畑大吾が、フジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『教場』(2020年新春、2夜連続放送)に出演することが2日、明らかになった。ジャニーズ事務所の先輩・木村拓哉と初共演を果たす。

『教場』に出演する西畑大吾=フジテレビ提供

長岡弘樹氏の同名小説が原作の同ドラマは、木村演じる警察学校のカリスマ教官・風間公親が、極限状態を生き抜く生徒それぞれのよこしまな思惑を暴いていくミステリー。西畑は、生徒の1人である樫村卓実を演じる。

樫村は、厳しい規律の中、携帯電話すら使用できない警察学校にどんなものでも持ち込んでしまう“調達屋”として生徒にあらゆるモノを提供するという役柄。西畑は「教官に見せている顔と生徒に見せている顔ともうひとつ顔がきっとあって、そういう多面性のある役だと思っています。基本的にはずる賢いですよね。あざとさもある。器用にうまいこと立ち回ることができる人物だと思います」と語る。

今回の出演について「マネージャーよりドラマが決まったということを聞いて、うれしい気持ちでいたのですが、主演が木村拓哉さんだと聞いて“マジか”という驚きが大きかったです」とのこと。「まさかまだ22歳の関西ジャニーズJr.なのに、木村さんと共演させていただけると思っていなかったので、ドキドキワクワクがすごくありました。それと同時に僕で大丈夫なのかなという不安もありました。ドラマに出させていただくこともそうですが、木村さんと共演させていただけることはすごく光栄だなと思っています」と喜んだ。

その木村とは、クランクイン前の厳しい訓練から一緒だったそうだが、「最初は正直めちゃくちゃ怖かったです(笑)。でも訓練のあの空気感を作ってくださったのは紛れもなく木村さんで、あの緊張感があったからこそ今の現場があると思っています。撮影現場では実はとても優しい方なんです。撮影以外ではいろいろな事をお話してくださいますし、常に気にかけてくださっているなと実感しています。何と言っても木村さんは格好いいです(笑)。あんな風になれたらいいなと思います。大先輩の背中を見ながら日々勉強させていただいています」と尊敬のまなざし。

また、「今の振付師さんの話やダンスなどの話をしました。木村さんから教えていただけることひとつひとつが深くて熱くて、その話を聞いているだけでうれしい気持ちになります。今回の現場でも演技の相談に乗ってくださることもあってすごくありがたいなと思っています」と、会話の内容を明かした。

クランクイン前の訓練は「役者として短期間にリアルに近づけるため、厳しい訓練をみんなで乗り切りました」といい、「常に緊張感がある訓練ではありましたが、撮影前にあの空気感が味わえたからこそこのドラマを通じて何か伝えることができるのではないかと思いました。また、国を守ってくださっている警察官の方々に対する思いは変わりました。こんな苦しい訓練を経て警察官になられていると思うと、改めてすごい方々なのだなと尊敬してしまいます」と話していた。

西坂瑞城プロデューサーは「樫村という調達屋のキャラクターはいつでも、どこでも、誰とでもなじめる “人たらし”の才能を持っています。なにわ男子/関西ジャニーズJr.の中で存在感を示す、西畑大吾さん。初めてお話した際、柔らかさの中に先を鋭く見据える強い意志が見え、樫村と同じ“人をとりこにする”才能を感じました。現場では正面から体を張った訓練やアイディア豊富にお芝居に挑んでくれています。そびえ立つ風間教官という大きな存在に打ち勝ち、生き残ることができるのか? 視聴者の皆さまには、樫村のとりこになって、行く末を見守っていただければと思います」と呼びかけている。

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