7月に入り、いよいよ夏休みまで1カ月余り。ボーナスが入った人ならば、あれこれと旅行などの予定を立てている最中ではないだろうか。ただ、旅行や帰省をする際につきまとうのが、いわゆる「職場への土産問題」だ。
そこで今回、夏休み(お盆休み)に旅行や帰省をするというマイナビニュース会員219名にアンケートを実施。職場へのお土産を買うか買わないか、そして予算はいくらぐらいかを聞いたので集まった意見を紹介しよう。
まず旅行や帰省する人に職場へのお土産を買うかどうか尋ねると、「はい」という回答が72.7%、「いいえ」が27.3%で、大多数の人がお土産を買うことがわかった。
次に、「はい」と答えた人にお土産の予算(複数購入する場合はトータルの予算)を聞くと以下のような結果になった。
職場へのお土産の予算(複数購入する場合はトータルの予算)はいくらですか?
1位: 1,000円以上~2,000円未満(29.3%)
1位: 2,000円以上~3,000円未満(29.3%)
3位: 5,000円以上(14.6%)
4位: 3,000円以上~4,000円未満(11.5%)
5位: 4,000円以上~5,000円未満(10.2%)
さらに、職場へお土産を買う、買わない、それぞれの理由について聞いた。
■買う
職場の慣例
・「周りの人もどこかへ出かけたらお土産を買っているので、それと同じです」(61歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「慣例なのでなんとなく」(50歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「出かけたらお土産を買ってくることが会社全体で習慣になっている」(59歳男性/放送・新聞/クリエイティブ関連)
・「皆が休み明けには土産等を持参するから、自分だけなしとは言えない」(43歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/事務・企画・経営関連)
上司や同僚とのコミュニケーションやお礼
・「私の中では買うのが良い選択です。いつでも敬意と感謝を忘れず、ご機嫌で過ごしたいからです」(49歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「お世話になっている職場の人にはお土産を買うと思います。全員だと高くなるので、普段一緒に仕事している人に限定する予定です」(35歳男性/ビル管理・メンテナンス/その他・専業主婦等)
・「長期の休みをもらい上司や同僚に迷惑をかけたので、お礼の意味も含めて」(60歳男性/サービス/専門職関連)
・「職場でのコミュニケーションの材料、話題の種になると良いので、毎回みんなで食べられる量を購入します」(46歳男性/総合商社/事務・企画・経営関連)
・「お土産を買って渡すと、同僚との会話が弾み、その後の仕事も円滑に進むから」(58歳男性/その他金融/営業関連)
・「みんなお互いに行っていることだから。通常は目にしないような珍しいおいしいものをもらえるのは、うれしく、ありがたいから」(61歳男性/通信関連/IT関連技術職)
名産品・特産品がある
・「産地の特産品があるから」(55歳男性/その他/販売・サービス関連)
・「地元のお土産はすこぶる評判が良くおいしいので、毎回、購入します」(57歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「富山のます寿司と白エビの昆布締めは誰からも喜ばれるので購入したいです。毎年買っていくと、とても評判がいいです。交代で休みを取っているので迷惑をかけている分、お詫びの気持ちがあり、社会人としても常識だと思い購入しています」(51歳男性/その他/その他・専業主婦等)
その他
・「主人が入社して間もないので、買う習慣がある職場だったとき用に購入。違ったら自宅用」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「旅行へ行った自慢」(62歳男性/その他メーカー/技能工・運輸・設備関連)
■買わない
・「帰省と言っても県内。県外の遠出や旅行のときしかお土産は買わない」(40歳女性/百貨店/事務・企画・経営関連)
・「実家に帰るだけだし、名物がないので」(35歳女性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
・「イチイチ面倒臭いし、切りがない」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「金銭に余裕がない」(34歳男性/ゲーム関連/IT関連技術職)
・「会社へはお土産は不要なので」(38歳男性/総合商社/IT関連技術職)
・「以前ほどお土産を買う習慣がなくなってきたので、買わないことにしています」(56歳男性/精密機器/IT関連技術職)
・「土産はトラブルの元なので会社が禁止にしている」(45歳女性/サービス/販売・サービス関連)
■総評
調査の結果、旅行や帰省する人が職場へのお土産を買う予算は「1,000円以上~2,000円未満」と「2,000円以上~3,000円未満」が同率の29.3%でトップだった。3位は「5,000円以上」(14.6%)で、4位は「3,000円以上~4,000円未満」(11.5%)、5位は「4,000円以上~5,000円未満」(10.2%)と続いた。1,000円以上~3,000円未満が6割近くを占めている。
職場へお土産を買う理由については、職場の慣例、上司や同僚とのコミュニケーションやお礼、名産品・特産品があるといった回答が多かったが、中には「旅行へ行った自慢」という人もいた。
一方、買わない理由については、「名物がない」「面倒臭い」「金銭に余裕がない」という声もあったが、最近は会社全体で買わない傾向になってきたり、そもそも禁止にしている職場もあったりするという事情があるようだ。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2019年6月11~12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 219名(男性124名、女性95名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート