俳優の唐沢寿明が29日、神奈川県内のスタジオで行われた日本テレビ系主演ドラマ『ボイス 110緊急指令室』(7月13日スタート、毎週土曜22:00~)の制作発表会見に出席し、サプライズバースデーでの裏話を明かした。

『ボイス 110緊急指令室』主演の唐沢寿明

唐沢演じる妻を殺された敏腕刑事・樋口彰吾と、真木よう子演じる父を殺された声紋分析官・橘ひかりが、声を手掛かりに事件を解決していく同作。「作風が重いので、現場はそんなに明るくないですね。さすがの僕もふざけられない」という唐沢は、そんな撮影現場で今月3日に56歳の誕生日を迎え、サプライズのお祝いを受けた。

ドラマの現場ではよくある光景だが、唐沢はご不満の様子。「自分の奥さんの死体を見て…っていう結構重いシーンのテストが終わったときに、『みなさん!今日は唐沢寿明さんの誕生日です!』って言われて。このまま本番行ってほしいなって思ったよ(笑)」と、その理由を明かした。

さらに、「(演技で)泣いてるのに、何か分からないけど渡されて、『SNS用に写真撮らせてください』って言われて、『どこ見ればいいの?』って(笑)。あれはちょっとしんどかったね」と振り回されたそう。木村祐一は「市場で死体転がってたしね」と、異様な空間でのお祝いだったことを振り返っていた。

会見では、街の人たちからの質問(=ボイス)をぶつける企画を展開。「オフの日は何をしていますか?」との質問に、唐沢はドラッグストアを巡るのが好きだといい、「現場で具合悪くなったりできないじゃない? その時のために、今どんな薬があるのかをいつも調べていて、自分のカバンの中に入ってる」と意外な一面を明かした。

以前、スタッフがハチに刺された際は、蚊に刺されたときに成分を吸い出すグッズを使用したそう。「そのスタッフはその後病院に行ったんだけど、やったおかげで良かったの」と、役立ったエピソードを話して胸を張っていた。

  • (左から)YOU、増田貴久、唐沢寿明、真木よう子、木村祐一