プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険(PGF生命)は6月12日、「2019年の還暦人に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2019年4月19日~22日、調査対象は2019年に還暦(60歳)を迎える1959年生まれの個人で、有効回答は2,000人。

  • 現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)

    現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)

59歳時点で就労をしている・していた人に、還暦以降、何歳まで働いていたいか聞くと、「60歳まで(=60歳以降働きたいと思わない)」と答えた割合は15.3%にとどまった。一方、「61歳以上」は計84.7%に上り、特に「65~69歳まで」は39.8%、「70~74歳まで」は24.2%と多く、平均は67.2歳となった。

全員に現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を尋ねると、4人に1人にあたる24.7%が「100万円未満」と回答。次いで「100~300万円未満」が11.3%、「500~1,000万円未満」が11.1%、「1,000~1,500万円未満」が10.4%と続いたほか、高額の「3,000~5,000万円未満」は8.7%、「1億円以上」は8.1%と各1割近くあった。

平均額は2,956万円で、前年と比べると「100万円未満」(2018年20.6%)は4.1ポイント増加した一方、平均額(同2,725万円)は231万円上昇し、貯蓄の格差が開いたことがわかった。

キャッシュレス決済を普段利用することがある人は92.3%。決済方法別の利用率をみると、「クレジットカード」が85.8%、「電子マネー」が62.0%となり、「QRコード・バーコード決済」は約10人に1人にあたる10.7%が利用していた。

還暦以降の人生で不安に思うことは、1位「収入の減少(60歳以降の雇用形態の変更など)」(58.5%)、2位「身体能力の低下(体の病気や寝たきりなど)」(52.6%)、3位「年金制度の崩壊」(48.2%)となった。