ダイキン工業は6月6日、「住宅内空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」の結果を発表した。調査は4月19日~20日、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の核家族世帯の既婚男女400名(性年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、住宅内の空気に関する困りごとは、「結露」(24.8%)や「湿気がたまりやすい」(14.0%)、「カビ」(11.3%)といった湿度に関することが多く、また、共働き世帯では、84.8%が洗濯物の部屋干しをすることが「ある」(毎回:22.8%/状況に応じて:62.0%)という。そこで、住宅内のどこで部屋干ししているのかを聞くと、「リビング」(46.6%)が最多に。次いで「空き部屋」(22.7%)、「寝室」(21.5%)、「浴室」(19.8%)と続いた。
次に、部屋干しの困りごとを聞いたところ、「場所をとる」(41.6%)、「カラッと乾かない」(41.3%)、「洗濯物が臭くなる」(38.3%)、「時間がかかる」(37.5%)、「部屋がジメジメする」(32.4%)など、やはり、湿度に関することが目立つ結果に。そこで、部屋干し時に工夫していることを尋ねると、4人に1人が「何もしていない」(23.9%)と回答。7割以上(74.9%)の人が何らかの工夫をしているものの、具体的な工夫の実施率は総じて低く(3割未満)、決定的な解決策は見つかっていない状況にあることが伺えた。
最後に、部屋干しに対する満足度を聞くと、「全く満足していない」(10.0%)と「あまり満足していない」(43.4%)を合わせた不満足率は53.4%と、5割を超えた。