現在、FODにてFOD先行配信 毎週月曜昼12時更新、フジテレビにて毎週月曜24時25分から放送されているドラマ『小説王』。EXILE / GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーである白濱亜嵐が、小説家役を演じ、幼なじみの編集者・小柳俊太郎(小柳友)と一緒に出版業界に壮大なケンカをしかけていくという、熱血エンタテインメントだ。
小説家役のオファーに「びっくりでした」という白濱だが、これまでに触れてきたスポーツやダンスの世界に通じるものを感じているという。今回は、白濱にインタビューし、作品の話や自身の話を聞いた。
■松山にも聞こえてきたGENERATIONSメンバーの評判
――小説家の役と聞いたとき、どう思われましたか?
びっくりでしたね。小説家って演じたことはもちろんなくて自分の中にあまりイメージもなかったので、どんなものなんだろうと考えて、いろんなことをネットで調べましたね。小説家の生活とか。なかなか参考になるものが少なかったんですけど、結果、原作をめちゃめちゃ読みました。
――白濱さんが演じる豊隆は、闘志溢れる感じですけど、白濱さんにもそういうところはありますか?
デビュー前や、デビューしたばかりの時は、そういう気持ちは多かった方です。僕は小さい頃からいろんなスポーツをしてきて、選手になるのが夢だったんですけど、上には上がいてなかなか叶わなかったんです。サッカーもすごい好きなのに試合にも出られなかったし、サッカーを辞めたときは「なんで3年間も費やしてしまったんだろう」とも思いました。でも、そのときに真面目に練習したから体力がついて、その後駅伝部の部員として最後の大会に出られたので、あきらめずにやることは大切なんだと思いましたね。
――EXPGの松山校に入ったのは、その頃だったんですか?
15歳の終わりで、中学から高校に入る間の春休みでしたね。
――ダンスでは、サッカーで悔しい思いをしたのとは違う世界が待ってましたか?
ダンスを始めたての僕からしたら、うまい人がたくさんいましたし、愛媛を超えて外の世界を見たらもっとうまい人がいました。GENERATIONSのメンバーも、(佐野)玲於だったり(小森)隼だったり、小さい頃からスクールの生徒としてすごく有名だったので、うまい人がたくさんいる環境だったからこそ、自分も頑張らないと、と思えました。
――松山にいても、そういう噂が聞こえてくるんですね。
松山にいたときから、各地方のヤバい奴の噂は聞こえてきてたんです。「大阪でめちゃめちゃ歌のうまいやつがいる」というのが(数原)龍友くんだったし、「めっちゃうまいインストラクターが入った」というのが(中務)裕太くんだったし、「東京でうまいやつがいる 」というのが、さっきも言った玲於と隼でした。それぞれの学校のヤバい奴が集まったのが、今のGENERATIONSで、それは必然的だったと思います。それぞれのスクールで頭角を現してたメンバーの集まりだったんだな、と。
――白濱さんも「EXPG松山校にヤバいやつがいる」と言われてたのでは。
そうかもしれないですね(笑)。松山からは僕1人しか所属になってないですが、15歳でEXPGに入った瞬間から、なかなか入れない開発育成クラスにも入れてもらったので、ありがたい環境でした。
――HIROさんにも早めに会ったんですか?
僕が最初に受けたのが劇団EXILEのオーディションだったんですけど、その審査で松山にきてくださった方が、今もお世話になってるスタッフのかたで、そのスタッフさん達が、「松山にこんな子がいる」ということをHIROさんにも話してくれてたみたいです。最近になって聞きました。
――『小説王』は、ライバルがいて、葛藤しながら成長していくという話でもありますが、白濱さんにも重なる話のようですね。
そうですね。ライバルたちと戦って、結果で示していくという強さは共感できる部分があります。僕も小さいころからスポーツをやっていて、自分よりうまい人がいて、「こいつを超えるのは無理だな」と思って、違うスポーツやって……というのを繰り返していたんですが、『小説王』の場合は、小説というひとつの道で闘っているところはすごいことだし、なかなかできないことだと思います。