テクノポップユニットのPerfumeが、日本テレビ系大型音楽特番『THE MUSIC DAY 2025』(5日15:00~)の本番前に取材に応じた。今回は、新ドラマ『ちはやふる-めぐり-』の主題歌「巡ループ」を披露する。

  • Perfume

――楽曲「巡ループ」への思いをお教えください。

かしゆか:今まで映画版『ちはやふる』の主題歌を連続してやらせていただいていた中で、ドラマが決定したのを聞いて、「わー!すごい嬉しい!」と思っていました。なので、自分たちが曲をタイアップさせていただけるということを聞いたときにすごく嬉しかったです。この曲の儚さや強さとか、夢に向かって燃える心を歌っているのが「まさにちはやふるの世界だな」というのを感じつつ、自分たちの青春にも当てはまるなというのを感じて、とても大切な曲になりました。

――今日のパフォーマンスについて注目ポイントをお教えください。

のっち:『ちはやふる』の主題歌ということで、映画版のときの主題歌だった「FLASH」と「無限未来」の振り付けのエッセンスがどこかに入っているかもしれないので、注目してほしいです。

――以前に『ちはやふる-めぐり-』キャストの當真あみさん・上白石萌音さんにお会いした時のことを振り返っていただいて、その時の印象をお教えください。

あ~ちゃん:あみちゃんに「Perfumeの曲知ってますか」と言ったら、「私、毎朝聴くプレイリストの中の3曲目がPerfumeの『STAR TRAIN』なんです」って言っていて。この歌は私たちの人生、3人の出会いを歌っていて、私たちの歌の中でもエモい歌なんですよ。それを朝聴いてくれているなんて、「あみちゃん、なんて情熱的な人なんだ」って(思って)。あみちゃんは若いし、世代的にも「うちらのことなんか知らんじゃろうな?」と思っていたら、生活の中にPerfumeがいたというので「STAR TRAIN」にも感謝しましたし、めちゃくちゃ嬉しかったんですよね。その後に萌音ちゃんに「Perfumeの歌とかって?」って言ったら、「やっぱり『FLASH』と『無限未来』があって…」とすぐ「ちはやふる」の主題歌のタイトルを言ってくれて、なんて端々に思いを添えている方なんだろうと。(二人との対面時は)サプライズで行ったのに急に曲タイトルまで言えるなんて、本当に素晴らしい人たちだな、一つ一つに丁寧に向き合ってるんだなと、もう本当に尊敬しました。会えたときは私たちがもう一番嬉しかったです。

――結成25周年、メジャーデビュー20周年の締めくくりとしての東京ドーム公演も9月に控えていますが、活動年数を重ねたからこそ表現できるパフォーマンスの強みや、良い意味での変化などについて、お教えください。

あ~ちゃん:ドームには何回も立っているはずなのに緊張しちゃうんですよ。あの広さとあの音の響き方、本当に野球場なんです。そこで歌える、そこで試合ではなく私たちのライブを観たいと思って来てくれる。お金を払って、この日この時間に集まってくれる人がこんなにいてくれるんだっていう、あの景色と体感みたいなものは全然慣れなくて、今からめっちゃ緊張しています(笑)。今回の「巡ループ」は、「春の希望も 夏の涙も 秋の変わりも 冬の匂いも」という歌詞があって、『ずっと季節を、人生を一緒に共にしてきたよね。その思い出も、私たちの中に一緒に刻まれてるよね。人生の未来の不安は一緒に持ってるけど、でも私たちは一緒に過ごしているもんね。』と、寄り添っている歌なので、その歌をもってドームに立てるということは、25周年の締めくくりとして、本当に私たちに大きなプレゼントをくれたなと思っています。(四季を歌った楽曲にちなみ)一緒に四季を過ごしてきたみんなと(周年の)ライブを締めくくれるのは本当に楽しみです。

かしゆか:中田(ヤスタカ)さんにずっと作曲してもらってきて、振り付けをMIKIKO先生でという、チームが変わらないからこそ、描けるステージなんだなというのをすごく実感しています。(ライブについて)いろんな構想ができて想像が膨らむのは、ずっと同じチームでやってきたからこその強みかなと思っています。

――最後に、改めて視聴者の方へのメッセージをお願いします。

のっち:『ちはやふる-めぐり-』の主題歌としても、私たちのキャリアにとっても、すごく大事な特別な曲「巡ループ」の初披露になりますので、みんなで見守っていただけたら嬉しいです。