鉄道博物館(さいたま市)は23日、南館が7月5日に開館1周年を迎えることを記念し、南館の魅力を伝える「南館開館1周年記念イベント」を6月15日から7月15日までの期間に開催すると発表した。

  • 鉄道博物館の南館では、新幹線E5系(モックアップ)・400系などが展示されている(2018年6月の報道公開にて撮影)

南館開館1周年記念イベントにおける目玉イベントとして、普段は公開していないE5系新幹線電車(モックアップ)の「グランクラス」特別公開、学芸員による「仕事ステーション実物展示」実演・ガイドツアー、学芸員による「歴史ステーションのヒ・ミ・ツ」ガイドツアーを実施する。

E5系(モックアップ)の「グランクラス」特別公開は、学芸員による車両解説・運転室見学のほか、実際に乗務している「グランクラス」アテンダントによる軽食等のサービスの説明など、ワンランク上の車内サービスの疑似体験を提供。前回好評だった「グランクラス」オリジナルグラス付きコースも用意されている。

  • 南館に展示された新幹線E5系(モックアップ)の車内(2018年6月の報道公開にて撮影)

開催日は7月6・7日、開催時間は10時30分から11時まで、11時15分から11時45分まで、12時から12時30分まで、13時30分から14時で、14時15分から14時45分まで、15時から15時30分までとされている。各回の定員は6名で、整理券制となる。料金は、オリジナルグラス付きのAコースが4,000円、Bコースが1,000円。

学芸員による「仕事ステーション実物展示」実演・ガイドツアーは、学芸員による南館1階「仕事ステーション」の映像や実物展示について解説し、実演などを体験できる初開催のツアー。鉄道において、安全安定輸送を支えるさまざまな仕事があることや、そのやりがいについて知ることができる。開催日は7月6・7日、開催時間は16~17時。小学生以上を対象とした最大20名の先着順で、定員になり次第、受付終了となる。

学芸員による「歴史ステーションのヒ・ミ・ツ」ガイドツアーも初開催。南館3階「歴史ステーション」の制作に携った学芸員が、その経緯や完成・開館までの苦労話、見過ごしてしまいそうな見所など、様々なエピソードを紹介する。開催日は6月29・30日、開催時間は14時30分から15時30分まで。定員は最大20名(先着順)で、定員になり次第、受付終了となる。

他にも「南てっぱく駅」開業1周年記念入場券の配布、記念オリジナル弁当の販売、400系新幹線電車連結器開閉実演、南館開館1周年記念ヘッドマーク掲出・オリジナル缶バッジ作り体験をはじめ、アニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』の「シンカリオン E5 はやぶさ MkII」が初登場するなど、全13イベントが用意されている。