マイナビは4月23日、正社員として働いている人のうち、2016年から2018年に転職した人を対象とした「マイナビ転職動向調査」の結果を発表した。同調査は今回が初となる。調査期間は2019年2月21~25日、有効回答は20~50代の個人1,000人。

  •  転職経験として当てはまるものを選んでください

    転職経験として当てはまるものを選んでください

転職率を調べたところ、2016年3.7%、2017年4.2%、2018年5.3%と、3年間で微増していることが判明。特に20代の転職者の割合が増加し、2018年は全体のうちで男性が18.8%、女性14.6%を占めた。

転職に関する考え方を尋ねると、「前向きな行動である」と肯定的な回答が約6割となり、中でも20代では7割以上に上った。

転職後の仕事に満足している人が入社を決めた理由をみると、「希望の勤務地である」が57.1%と最も多く、次は「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる」で56.4%。一方、仕事に満足していない人が入社を決めた理由で一番多かったのは「給与が良い」で33.3%だった。同調査では「転職先を決める上で給与面を重視することが必ずしも満足感につながっていないことがわかる」と分析している。

仕事のやりがいを聞くと、20代・30代は男女ともに「スキルアップ・自己成長を実感する」(42.9%~52.7%)が最多。男性40代は「自分の裁量で仕事を進めることができる」(48.4%)、女性40代は「スキルアップ・自己成長を実感する」と「昇給・昇進する」(各44.2%)、男性50代は「責任のある仕事を任される」(35.7%)、女性50代は「スキルアップ・自己成長を実感する」(58.3%)が1位となり、各年代で違いがあることがわかった。