東京2020組織委員会は4月16日、第32回オリンピック競技大会(2020 / 東京)の全競技スケジュール(種目実施日程)を発表した。これにより、5月以降に予定されているオリンピックのチケット抽選申込受付に先がけ、それぞれのセッションで観戦できる種目が明らかになった。

  • 4月18日には大会公式チケット販売サイトもプレオープン予定

2020年7月24日午後8時に開会式を迎え、8月9日まで開催される東京2020オリンピック競技大会。史上最多33競技339種目が42の競技会場で繰り広げられ、絶え間ない熱狂が17日間に凝縮されたエキサイティングなスケジュールとなっている。

同大会は、開会式2日前の7月22日午前9時、「女子ソフトボール」のプレイボールとともに競技が開始し、「サッカー」の予選もスタートする。開会式当日には、「アーチェリー」と「ボート」も競技が始まる。

最初のメダルイベントは、「射撃 女子10mエアライフル」で、開会式翌日の7月25日午前8時30分開始のセッションで行われる。同日には、「アーチェリー」「自転車ロードレース」「フェンシング」「柔道」「テコンドー」「ウエイトリフティング」でもメダルイベントが行われ、合計11種目でメダリストが決定する。

東京2020オリンピックの特徴となるアーバンスポーツは、開会式翌日から「3×3バスケットボール」が開幕。全セッションで男子と女子の試合を観戦できる。また、アーバンスポーツは、大会前半から後半までほぼ大会期間を通じて青海・有明エリアで開催される。7月26・27日には「スケートボード ストリート」、8月1・2日に「自転車競技 BMXフリースタイル・パーク」、8月5・6日に「スケートボード パーク」、8月4~7日には「スポーツクライミング」が行われる。

大会中盤の週末には、多くの観客とテレビ視聴者の注目を集める「スーパーサタデー」と「ゴールデンサンデー」を迎える。8月1日 土曜日には、21種目でメダリストが決定し、また、今大会初採用となる「柔道混合団体」「トライアスロン混合リレー」「射撃混合トラップ団体」のほか、4会場で「サッカー」男子準々決勝を開催。

8月2日 日曜日には、「陸上競技女子マラソン」「男子100m」決勝のほか、「体操男女 種目別」4種目、「テニス男子シングルス」決勝、「フェンシング」は最終日で「男子フルーレ団体」決勝、「競泳」も最終日に5種目で決勝が行われるなど、大会期間中で2番目に多い26種目でメダリストが決まり、大会の興奮が詰まった2日間となる。

大会後半も、「レスリング」「空手」や団体競技の準決勝・決勝などが実施されるほか、オリンピックの花形競技と言われる「陸上競技」が、大会の象徴となるオリンピックスタジアムで7月31日から実施される。

「陸上競技」は、7月31日および8月1日の朝セッションを除くすべてのスタジアムセッションで決勝を実施。注目のリレー種目は、「男女 4×100mリレー」決勝が8月7日の夜セッションで開催される。

大会終盤、閉会式前日となる8月8日 土曜日は、再び「スーパーサタデー」を迎え、大会期間中最多の30種目でメダリストが決まる。「バスケットボール男子」決勝、「サッカー男子」決勝、「男子野球」決勝、「バレーボール男子」決勝、「アーティスティックスイミングチーム」決勝など、数々の注目セッションで熱気の高まりは頂点に。

大会最終日の8月9日には「男子マラソン」が実施され、大都市東京の中心で大歓声の中開かれるレースは、大会を象徴するハイライトのひとつになることが予想される。

最後のメダルイベントは「水球男子」決勝で、午後4時30分開始予定となっている。

競技スケジュールは、「アスリートファースト」「国際競技連盟(IF)規則および規定を満たすこと」「世界の視聴者の視点」「人気競技のバランス」「ジェンダーバランス」「円滑なオペレーション」という6つの基準を考慮し、IOCやIFなどの関係団体を中心に協議を進め、総合的に検討して策定されたとのこと。

4月18日には、大会公式チケット販売サイトがプレオープンし、5月以降抽選申込受付が始まり、開閉会式を含む全競技セッションの申込受付がスタートする。

※公表されたのは、全339種目中、「ボクシング」13種目を除く326種目。「ボクシング」については、東京2020大会における計画が2018年12月のIOC理事会において凍結されているため、今回の発表には含まれない。このほど発表された競技スケジュールは、今後の調整により一部変更になる可能性あり。