国内最大級のアニメの祭典「AnimeJapan 2019」が3月23・24日にわたって東京ビッグサイトにて開催された。23日、KILLER PINK STAGEにて「Project ANIMA」によるステージが開催され、豊永利行、小松未可子、三上枝織と、動画工房・平松岳史、DeNA・上町裕介が登壇した。

  • 「Project ANIMA」ステージ

Project ANIMAは、DeNA、文化放送、創通、MBSの4社の共同プロジェクト。オリジナルアニメの原作を公募する企画として、「SF・ロボットアニメ部門」や「異世界・ファンタジー部門」、「キッズ・ゲームアニメ部門」の3部門のコンテストを開催。選出作品はTVアニメ化のほか、入賞作の書籍化、マンガ化、ゲーム化などが検討される。今回発表されたのは、動画工房がアニメ制作を手がける「キッズ・ゲームアニメ部門」。大賞を受賞したのは品川一の「メビウス・ダスト」。

『メビウス・ダスト』は、2000年2月29日、地球にメビウス隕石群が降り注ぎ、「メビウス・ダスト」という新物質がもたらされる。それは地球の大気に溶け込み、ある奇跡を起こす。隕石が降って以降、日本の経済格差は加速し、やげて格差に不満を持つ血戦同盟がテロ活動を始める。そんな中、警察は対RC特殊機動部隊と、その隊員の早期養成のため、対RC部隊員養成総合学校をもうける……といったストーリー。

受賞理由について平松は「もっとも画面映えすると思いました。アクションシーンなどでアニメーションとして魅力が出せそう」とコメント。上町は「夕方のアニメにありそう。劇場版や、グッズなど、いろいろな広がりを感じさせてくれそう」と評価を下した。

そして、豊永、小松、三上が「キッズ・ゲームアニメ部門」に応募した作品の話題にシフトする。豊永は「SWAT」名義で「ふぁい&なんす」、小松と三上は「みつこし」名義で「エドマジョ・マジョリカ」という作品を提出。結果、「ふぁい&なんす」は企画書選考において佳作を受賞する結果に。

今回受賞した『メビウス・ダスト』は、動画工房制作で2022年の放送を目指し、制作されるとのこと。