ワークポートは4月10日、全国の転職希望者を対象とした「リファラル採用」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年3月13~20日、有効回答は同社ユーザー371人。

  • これまでリファラル採用に関わった経験はあるか

    これまでリファラル採用に関わった経験はあるか

「リファラル採用」とは、従業員の個人的なつながりを通して人材を紹介・推薦してもらう採用手法のこと。今回の調査でリファラル採用の認知度を調べたところ、74.1%が「聞いたことがない」と回答した。

続いてリファラル採用の定義を説明し、これまで関わった経験はあるか聞くと、「経験がある」との回答は22.9%。内訳は、「紹介される側」が13.7%、「紹介する側」が4.3%、「紹介する側・される側のどちらも」が4.9%となった。

リファラル採用の良い点としては、「会社の内情まで知ることができた」(20代・女性・接客販売)、「業務や社風に馴染みやすい人の採用が可能」(30代・男性・管理)など転職希望者と会社双方のメリットが挙げられたほか、採用コストが削減できるという意見も目立った。

リファラル採用に関わった経験がないと答えた人のうち、リファラル採用に興味がある人は68.2%。理由としては、紹介による信頼度の高さを挙げる声が多かった。

在籍している(在籍していた)会社が、リファラル採用のための取り組みを活発に行っていると答えた割合は19.1%。内容については、「社員紹介システムが確立されている」(30代・女性・管理)といったしくみの整備や、「紹介した人とされた人に入社祝金が支給される」(30代・男性・営業)といったボーナス支給が多数を占めたという。