東京2020パラリンピック開催まで500日という節目を記念し、4月7日に三井アウトレットパーク多摩南大沢(東京都八王子市)でパラ競技の体験イベントが行われた。会場にはパラ競技会場を巡回している「パラリンピック 500Days バス」が設置されたほか、パラリンピアンの面々やお笑いタレントの山里亮太さんも登場。観客とともにパラリンピック500日前を祝った。

  • パラ競技体験イベント「500日前 東京2020パラリンピックパーク in 南大沢」が開催

家族連れでにぎわったパラ競技体験スペース

2020年(令和2年)の8月25日から9月6日にかけて行われる東京パラリンピック競技大会。4月13日はちょうど500日前になる。この節目の日を迎えるにあたり、3月1日から5月6日までを「500 Days to Go! / 開催まであと500日! 」期間と位置付け、現在さまざまなイベントプロジェクトが展開されている。

  • 4月3日から13日にかけてパラ競技会場を巡回している「パラリンピック 500Days バス」

4月7日に行われたパラ競技体験イベント「500日前 東京2020パラリンピックパーク in 南大沢」もそれらのイベントのひとつ。PRバス「パラリンピック 500Days バス」が会場に設置されるとともに、車いすバスケットボールや車いすマラソン、ウィルチェアーラグビー、バドミントンの体験スペースを用意。TOKYO 2020 ID登録者には「パラリンピック 500Days バス」のペーパークラフトやTOKYO 2020のピンバッジもプレゼントされ、多くの来場者が訪れた。

  • 開場時間の朝10時にはTOKYO 2020 ID登録ブースに長蛇の列が

  • 多くの家族連れが記念写真を撮っていた聖火リレートーチ展示・撮影ブース

山ちゃんがパラ競技に挑戦!

13時からはトークショーが開催され、ステージにパラアスリートの車いすバスケットボール元日本代表・根木慎志さん、ウィルチェアーラグビーの池崎大輔選手、陸上競技の中山和美選手、そして特別ゲストとしてお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太さんが登壇。東京2020パラ五輪に向けた抱負を語るとともに、それぞれの競技で使用する競技用車いすについて解説を行った。

  • 「みんなにとってのパラリンピックになるよう、競技についてどんどん知ってもらえたら」と語る根木慎志さん

  • アメリカのチームでプレーをしている池崎選手は「実戦的な経験を積んで日本代表チームにフィードバックしたい」と話す

  • 「パラ五輪まで残り500日、短いようでまだまだやれることはたくさんあるのでしっかり調整していきたい」と目標を述べる中山選手

  • パラ五輪のファンになったきっかけを「車いすバスケの試合を観に行ったらむちゃくちゃすごくて、人間には限界などないんだと肌で感じた」と話す山里さん

さらに、山里さんは競技用車いすに乗り、池崎選手や中山選手とともに競技を体験。池崎選手から激しいタックルを受けてステージの端まで飛ばされ、選手のタフさを痛感していた。中山選手に速度競走で負け、貯金箱になるペーパークラフトを手に「これから500日間500円玉貯金をして、貯まったお金でチケットを買って、少しでも多くの皆さんに来てもらえるようプレゼントしたいと思います」と約束する場面も。

  • 山里さんの表情が競技の熱量を物語る

また、会場に用意された500日ボードに「誰とパラ五輪を見たいか」を書いてシールを貼るイベントで、山里さんは「お嫁さんとパラリンピックを見たい。500日以内に出会って結婚したいと思います。未来の奧さんが皆さんを応援していますから! 」と話し笑いを誘った。

  • 「誰とパラ五輪を見たいか」という願いを込めたシールを500日ボードに貼る4人

4月13日にPRバスは「ららぽーと豊洲」へ

パラ五輪のちょうど500日前となる4月13日には、パラ競技体験イベント「500日前 東京2020パラリンピックパーク in 豊洲」も開催予定。こちらのイベントにもパラアスリートや特別ゲスト、パラマスコットのソメイティが参加を予定しているので、興味を持った方はぜひ一度パラ競技を体験してみてほしい。

  • 子どもに大人気のソメイティと、ウィルチェアーラグビー体験スペース

  • 車いすマラソン、バドミントンの体験スペース

  • 車いすバスケ体験スペースと、ボッチャなどの紹介スペース