LINE Payとメルペイは3月27日、キャッシュレスの普及促進を目的とした業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表した。

  • LINE Payとメルペイ

この業務提携を通じ、まずは2019年初夏を目途に両社にて「LINE Pay」と「メルペイ」の決済サービスを取り扱う加盟店を相互開放し、各サービスのユーザーが双方の加盟店で利用できるようにする。これにより、LINE Payおよびメルペイの決済サービスを導入する事業者においては、いずれか一方の決済方法を導入するだけで両サービスのユーザーの利用を見込むことができるという。

さらに、両社は今回の提携趣旨・目的に賛同する他の決済サービス事業者の参画を促し、パートナーシップを拡大すべく、両社参画による加盟店アライアンス「MOBILE PAYMENT ALLIANCE(仮称)を設立する。

サービスを利用する加盟店やユーザーにとって利便性の高いモバイル決済サービスを提供し、キャッシュレス決済の普及促進を実現することが目的。

LINE Payは2014年12月に提供開始。2018年11月には、国内加盟店の店頭決済活性化のため、中国「WeChat Pay」、韓国「Naver Pay」および台湾、タイ、インドネシアのLINE Payと連携し、ユーザーと国内加盟店をコネクトする「LINE Pay Global Alliance」 構想を発表している。

メルペイは2019年2月に提供開始。メルペイの利用拡大のみならず、「OPENNESS」戦略のもと業種・業界を超えたパートナーシップを推進し、三井住友カード、KDDI、ジェーシービーと基本合意書を締結している。