JR九州は5月1日に予定される新たな元号のスタートを記念し、同社全駅の入場券セット「改元記念 全駅入場券セット」を数量限定で発売した。当初の発表では200セット限定の発売とされたが、好評につき発売数量を300セットに増やすことも発表された。

  • 改元記念JR九州全駅入場券のイメージ

「改元記念 全駅入場券セット」は、豊肥本線平成駅の入場券1枚(D型硬券)と、平成駅を含むJR九州全567駅の入場券各1枚(B型硬券計567枚)に専用バインダーを付属したセット商品。平成駅のD型硬券は平成最後の日となる「31.4.30」の発売日が刻印され、各B型硬券には新元号の最初の日となる「1.5.1」の発売日が刻印される。B型硬券は自動券売機で発売されるきっぷと同じサイズ。D型硬券はおもに記念入場券などで用いられ、B型と比べて横長の様式になるという。

同セットに含まれる入場券は、かつてJR九州の駅で発売していた硬券入場券を活版印刷で再現したものであり、文字のカスレや活版印刷独特の汚れが見られる。なお、当時発売していたものと若干仕様が異なる場合がある。

  • バインダーにセットした状態のイメージ

入場券の有効期間は券面に記載の発売日から2019年12月31日まで。有効期間中に各駅1回限り入場できる。博多駅・小倉駅については2時間まで入場可能。災害などの影響により営業していない駅の入場券も含まれる。

発売額は1セット送料込みで11万円(税込)。発売セット数を超える申込みがあった場合は抽選となる。購入申込受付期間は3月27日17時まで。購入する際、JR九州Web会員サービスへの会員登録(無料)が必要であり、完全事前申込制で、専用の銀行口座への事前入金を確認した後、商品発送となる。