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【この記事のエキスパート】
下着研究家・足と靴のカウンセラー:青山 まり
ブラジャー研究家・下着研究家・作家。
新しいジャンルを切り拓いた女性に贈られるキャリアクリエイト部門で日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」受賞。
消費者の立場で活動している。新聞・雑誌・講演・テレビ出演多数。著書に『ブラの本。』(サンマーク出版)『着るだけダイエット』(東邦出版)ほか多数。
また、2014年に足の怪我をしたことがきっかけで足と靴の研究を始める。フットケアの専門スクールに通い、フットケアアドバイザーとシューフィット、中敷き調整の技術を身につける。
その後、靴工房と靴専門店にて経験を積み、現在「足と靴のカウンセラー」としても活動中。
ブライダルインナーとは、ウェディングドレス専用に作られた補正下着のこと。美しいドレス姿をつくるために必要不可欠なアイテムです。この記事では、ブライダルインナーの選び方とユーザーイチオシの商品、編集部おすすめの商品をご紹介! 気になるアイテムは、通販サイトで口コミもチェックしてみましょう。
ブライダルインナーとは?
ブライダルインナーとは、ウエディングドレスの下に着るインナーのこと。一般的な補正下着よりもバストやウエストのラインを整える力が強いのが特徴。
結婚式という晴れ舞台のために、ウエディングドレス姿をよりキレイにみせてくれます。ほかにも、ウェディングドレスのフィット感を高める、美しい姿勢をキープするなど結婚式のための機能性も高くなっています。
どうして必要?
自分の体型に合ったブライダルインナーを着用すれば、海外ブランドのドレスもキレイに着ることができます。
ブライダルインナーは肌に触れるものなので、レンタルできるものが少ない傾向にあります。
理想のボディラインに近づけるためには、レンタルや中古ではなく自分の体型に合ったブライダルインナーを購入するといいでしょう。
いつ買う?
ブライダルインナーは、結婚式当日に着るドレスが決まってから選ぶのが一般的です。
ドレスのデザインに合わせてブライダルインナーを選ぶと、「背中からインナーが見えてしまう」などの失敗を防ぐことができます。一方で、ある程度自分のなかでデザインが決まっているのであれば、早めにブライダルインナーを用意するのもありです。当日使うブライダルインナーを着てドレスの試着ができるというメリットがあります。
遅くても、ドレスの小物合わせの前には用意しておきたいところです。前撮りをする方は、前撮りの1カ月前を目安にするといいですね。
ちなみに……
卒花嫁の失敗談
2021年秋に無事に卒花した編集部員のリアルなブライダルインナー選びの失敗談をご紹介します。プレ花嫁のみなさんは、同じ失敗をしないようにぜひ参考にしてください!
【エキスパートのコメント】
ウエディングドレスとカラードレスを決めたあと、前撮りの前にブライダルインナーを購入しました。どのドレスも背中が開いているタイプにしたので、「背中の開き具合」ばかりを気にして選び、前撮りは無事に終了。
式場の小物合わせの際に、購入したブライダルインナーを持参して合わせてみると……背中の開き具合はOKだけど、胸元が合わないという事態に! ウエディングドレスの胸元からブライダルインナーがチラ見えしてしまいました……。
幸い、少しだけ見えてしまう程度だったので、ドレスにボーンを追加してインナーが出ないように工夫していただけることになりました。(ドレスサロンによって対応が違うと思うので、ご自身で確認してください)編集部員のケースでは買い直しはせずに済みましたが、ドレスに合わせて「背中と胸元、脇高全部をチェックしたほうがいい」と反省。
ドレスが決まったら、ドレスサロンのスタッフさんに「どの部分が何cmのインナーがいいか」を教えてもらうと安心かもしれません。
インナーのタイプやドレスの形など
ブライダルインナーの選び方
下着研究家である青山まりさんへの取材をもとに、ブライダルインナーの選び方をご紹介します。一生に一度の晴れ舞台、より美しくみせてくれるブライダルインナーを選びましょう。
【1】トップスのタイプを選ぶ
【2】組み合わせを考えてボトムスを選ぶ
【3】ドレスラインに合うブライダルインナーを選ぶ
【4】素材の吸湿性や肌への優しさで選ぶ
【5】妊娠中なら「マタニティ用」を選ぶ
【6】結婚式後も日常的に使えるものがベスト
【1】トップスのタイプを選ぶ
ブライダルインナーのトップスは、おもに2種類あります。ブラジャーとウエストニッパーを組み合わせる「セパレートタイプ」か、ブラジャーからウエストニッパーまでひと続きになっている「ビスチェタイプ」です。
セパレートタイプ|体のラインをきれいに見せる
バストライン、ウエストラインをそれぞれしっかり補正したいならセパレートタイプが向いています。
しっかり補正できる分、長時間着用していても苦しくないかどうかをチェックしましょう。また、上半身部分と下半身部分に重なりが出るので、ドレスのシルエットに影響がないかも確認します。
ビスチェタイプ|締め付けが強すぎない
締め付けが強すぎないものがよい人は、バストからウェストニッパーまで一続きになっているビスチェタイプがおすすめです。
標準的なプロポーションの人は、ビスチェタイプが合います。ただし、ビスチェタイプはバスト・ウエストそれぞれに合わせたサイズ調整が難しいため、体型によっては合わないことがあります。
バストが大きくウエストが細く、その差が標準よりも大きいという人は、ブラジャーとウエストニッパーを分けてそれぞれのサイズ合わせを行い、組み合わせて着用するのが望ましいです。また、バストが小さめの人は、ブライダルインナーに加え、ヌーブラを使ってバストの補整をすると美しく決まります。
【2】組み合わせを考えてボトムスを選ぶ
ブライダルインナーのボトムスは、おもに「ガードル」と「フレアパンツ」の2種類があります。
下半身をキレイに見せたいならガードル
マーメイドラインのドレスなど、身体のラインが出るドレスなら、お腹周りをキュッと引き締めてくれるガードルがおすすめ。下半身をすっきりとみせてくれます。
ガードルは太ももの付け根までの長さのショートタイプと、太ももまですっぽり隠れる長さのロングタイプがあります。ドレスに響かない長さのガードルを選びましょう。
特にヒップラインにこだわりがあって、日頃から補整力の高いガードルをはいている人は、普段のガードルを使用しても大丈夫です。ただし配慮するところは、ガードルのカラーです。普段からはいている補整力の高いガードルが、白、またはモカ茶やグレーなどのホワイトカラーのドレスにひびかないカラーであれば、結婚式にも使うことができます。
快適に過ごせるフレアパンツ
ふんわりとしたラインのドレスなら、フレアパンツが快適に過ごせます。ドレスに汗染みがつくことや下着の透け防止になるだけでなく、フレアパンツ自体がつるりとした滑りのよい素材でできているので、ドレスの足さばきがよくなります。
締め付けないだけでなく、歩きやすくなるというメリットもありますよ。なお、スカートと同じ形をしたペチコートもフレアパンツと同じように着用できます。
運命の一着が決まったら……
【3】ドレスラインに合うブライダルインナーを選ぶ
ブライダルインナーは、ドレスのデザインに合わせて選ぶのが基本です。ブライダルドレスは、Aライン・プリンセスライン・スレンダーライン・マーメイドライン……というように、形がある程度決まっています。そのため、自分の選んだドレスが何ラインの形なのかをまず把握することが大切です。
また、お色直しをする場合は、ウエディングドレスとカラードレスどちらにも合う形を選ぶのもポイントです。
プリンセスライン
ウエストから裾に向かってふわっと広がる形が「プリンセスライン」です。「ザ・結婚式!」という華やかでボリュームのあるデザインで、存在感は抜群。上半身はタイトになっているので、きゅっと引き締められるブライダルインナーを選ぶようにしましょう。
Aライン
アルファベットの「A」のように、裾に向かって広がるデザインを「Aラインドレス」といいます。Aラインドレスは、バストを高い位置できれいに固定すると美しく着ることができますよ。スタイルアップが叶う、バストの補正力が高いブライダルインナーがおすすめです。
マーメイドライン
上半身から太ももあたりまで身体にフィットするタイトなつくりで、裾は人魚のひれように広がる形のドレスです。ボディラインがきれいに出るので、メリハリのある美しいシルエットが人気。マーメイドラインには、ドレスに響かないビスチェやガードルを選びましょう。
エンパイアライン
胸下の部分に切り替えがあり、裾に向かってストンと落ちるデザインを「エンパイアライン」といいます。ウエストの位置が高く直線的なデザインで、バストトップの位置をドレスと合わせることが重要となります。ほかのドレスと比べて締め付けが少ないため、体型カバーしたい人やマタニティ用としても人気がありますよ。とはいえ、下半身はフレアシルエットではないので意外とインナーがドレスに響くことも。ヒップラインにも気を付けるとよいでしょう。
胸元や背中が大きく開いたドレス
ドレスラインとあわせて、胸元や背中の開き具合も大事なポイントです。ウエディングドレスとカラードレス、どちらかで胸元や背中が開いたデザインを選んだら、開きが大きいドレスに合わせて選びましょう。
胸元の開きが大きいドレスには「Uブラタイプ」など切り込みの深いものを、背中の開きが大きいドレスには「バックレスタイプ」のビスチェを選びましょう。ウエスト周りの補正ができないものの、ヌーブラという選択肢もあります。
【4】素材の吸湿性や肌への優しさで選ぶ
長時間着用するブライダルインナー。春や夏といった温かい時期はとくに、素材の快適性が重要です。
生地が何層にも重なってつくられているウエディングドレスは、どうしてもムレやすくなってしまうため、ムレを軽減する吸湿性のあるブライダルインナーを選ぶとよいでしょう。吸湿性の高いインナーは、長時間快適に過ごせるほか、ドレスへの汗染みも防げます。
また、敏感肌の方などはとくに、肌当たりのやさしさもチェックしてみてください。なかには、肌にやさしい綿素材を使用したものもあります。
【5】妊娠中なら「マタニティ用」を選ぶ
お腹に赤ちゃんがいる状態で挙式を迎える方は、マタニティ用のブライダルインナーを選びましょう。妊娠中は、まだお腹の大きさが目立たない時期でもお腹を締め付けるのはNG。お腹まわりをやさしく包んでくれるものや、日々変化するお腹に合わせてサイズの微調節ができるものなどがありますから、上手に活用しましょう。
【6】結婚式後も日常的に使えるものがベスト
ブライダルインナーは、リーズナブルな価格で手に入るものもあれば、高価な商品も多数。一度きりの使用ではもったいないので、結婚式後もふだん使いできるものを選ぶとよいでしょう。
シンプルなデザインなら、ふだんのお出かけや、お呼ばれのパーティーなどでも活躍します。また、ガードルであれば産後のケアにも。結婚式後も使えるデザインかどうか、というのもポイントにしてみてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)