女優の山崎紘菜(24)がこのほど、主演を務めるフジテレビの5夜連続ドラマ『平成物語 ~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~』(3月18日~22日深夜放送)の取材に都内で応じ、平成生まれの若いキャスト・スタッフ陣で臨んだ撮影を振り返った。

  • 『平成物語 ~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~』

昨年3月に岡山天音主演で放送されたメインキャスト・スタッフ全員が平成生まれというドラマの第2弾。今作は平成最後の日に、主人公・芽生(山崎)と最愛の人・貴大(笠松将)との突然の別れから始まり、話を重ねるごとに、時間軸がさかのぼっていくという異例の構成で描かれるストーリーだ。

前作から続投の監督は、平成9年生まれの松本花奈氏。年下の監督作品は初めてだったという山崎は「撮影期間中に監督が誕生日を迎えて、21歳になったというのをみんなでお祝いしたんですけど、(その年齢を聞いて)本当に信じられなかったです」「他の現場では、私がだいたい『若いね』って言われるんですけど、この現場では私より年下や学生の方ばかりだったので、すごく驚きました」と振り返る。

それでも、「お仕事をしていく上で年齢は関係ないんだなと感じました。お互いリスペクトし合って仕事をしていたので、年齢とかは意識していなかったです」とのこと。「監督は自分の撮られたい映像が本人の中に明確にあったので、与えてもらった指示を私の中にある芽生のイメージと合わせていくという作業を毎日していました」と、信頼を寄せていたそうだ。

また、台本では「『マジで』とか『めっちゃ』とか『ってか』とか、他の作品であまりないような若者の口語がたくさんありました」といい、「監督も良いカットが撮れたときは『めっちゃ良いです』って言ってました(笑)」と、自然な若者言葉が取り入れられているそう。フワッとした洋服を好む自身の役柄も“マジ”や“めっちゃ”という言葉づかいをするのか気になったそうだが、「街を歩いてるときに大学生の会話を聞いてたら、ほぼ全員使ってました(笑)」と、リアルなセリフであると実感したことを語った。

そんな若いキャスト・スタッフが集結した撮影はすでにクランクアップを迎え、「ただ寂しいです。若い方の一生懸命さとか、ひたむきさとかがあふれる現場だったし、それを導く大人の方々の温かい目もある本当にアットホームな現場だったので、すごく離れがたかったなと思います」と心境を吐露。

「新しい年号になっても出会えたらいいなと思います」と再会を望み、平成という時代については「私の青春時代は全部平成に詰まってるので、平成を振り返るときには青春時代を思い浮かべるんだろうな」と、思いを巡らせていた。

放送時間(※変更の可能性あり)は、3月18日(24:50~25:20)、19~21日(24:35~25:05)、22日(25:05~25:35)。