まもなく4月、入園や入学を控えているというご家庭も多いでしょう。必要な用品をそろえ、名前をつけなければと、焦る気持ちを抱えているパパやママもいるかもしれません。そこで今回は、来年度小学校入学を控える長男を持つ筆者が、「【楽天ママ割】ママの学校」で聞いた入学準備の解決策について、ご紹介します。
入学準備、先輩ママはどんなことに悩んだ?
「【楽天ママ割】ママの学校」は、季節ごとにママを悩ませるトピックスに対して、専門的なノウハウを持つ講師を招いて解決策を見つけてもらうことを目的としたイベントです。
1回目となる今回は「入学準備」がテーマということで、会場には小学校入学を来年度に控える6組の親子が参加し、入学準備について学びました。
最初に登壇したのは、乳幼児から小学生の子を持つ親向けの小学館のウェブサイト「HugKum(はぐくむ)」の編集者、村上奈穂さん。これまで多くの保育園や幼稚園を取材してきた経験から得た子育ての秘訣や、自身も親として昨年体験した小学校入学準備について話をしました。
村上さんは、「低年齢のうちは夢中になって遊ぶこと、つまり“遊びこむ”ことが大切。子どもが夢中になれることは何か気づき、それを見守り伸ばしてあげるのが親の役目だと思う」と説明。小学1年生の娘は、絵や工作を習っていて、最近背の高さほどある油絵を完成させたそうです。
入学準備についての具体的なアドバイスとしては、自分自身が働くママであることから、インターネットなど便利なツールを使うこと、そしてその中でも用品の柄選びなどは親子でいっしょに楽しんで行うことだと助言。
そして入学後については、「プリント類はもらったときに写真に撮っておくこと」、「ママ友や先輩ママと情報共有すること」などがおすすめだと村上さんは話します。また、村上さん自身が読み聞かせボランティアのサークルに入るなどして学校に行く機会を作り、積極的に先生と話したり、学校の様子を見たりしているそうです。
入学準備品、何が必要なの?
次に、子どもの入園・入学グッズなどを制作し販売している、カラフルキャンディスタイルの中井歩さんが入学準備品について説明。1年の中で季節ごとに必要となるさまざまなアイテム、また、小学校の6年間でどのようなものが追加で必要となるかなどについて話しました。
そして実際の商品を見せながら、準備品の選び方についても説明。たとえば、手提げ袋、うわばき袋、そして3種類の大きさの巾着をあわせた「5点セット」は、とくに人気を集めているとのこと。このセットに含まれている手提げ袋には、大きな持ち手とは別に小さな持ち手がついているのですが、まだ高さの低い低学年用の机にかける際に便利なのだそうです。
そのほかにも、プールバッグはプライバシーを守るために中身が見えないもの、そして中身が出ないようにファスナーつきのものがおすすめだということや、マスクは洗い替えが必要なので複数用意しておくこと、防災頭巾カバーはきちんと入れられるように分厚いものがいいことなど、具体的なアドバイスも伝えられました。
名前つけは子どもといっしょに楽しんでやろう
最後に参加者たちは、実際に名前が印刷されたシールや名前の彫られたスタンプを使用して、親子で名前つけを体験。参加した子どもたちは、少し苦戦しながらシールをはがして、鉛筆などの細かいアイテムにも一生懸命貼りつけていました。また、布にも押せるインクをつけたスタンプを使って体重をかけながらハンコを押すなど、時折歓声をあげながら名前つけを楽しんでいました。
参加したママの一人は、「今日のイベントに参加して、小学校に入る心の準備ができました」と話し、その子どもも「名前つけはハンコを押すのが楽しかった」と話していました。また、カラフルキャンディスタイルの中井さんは、「ぜひ入学準備を憂鬱に感じるのではなく、名前つけや柄選びを親子の時間として楽しんでもらいたい」と話していました。
「ママの学校」に参加して、筆者自身もとても勉強になりましたが、何よりも目から鱗だったのは、「名前つけは親子でできる」ということ。保育園や幼稚園の入園準備では、寝る時間を削って、多くの用品に名前をつけていたことと思いますが、気づけば子どもももう6歳。親子で名前つけを楽しむことができるようになったのだなと、改めてその成長を感じました。
まもなく大量の名前つけが待っている……と憂鬱な気持ちもありましたが、「入学準備は親子でいっしょに」をキーワードに、筆者もこれから楽しんで取り組んでみようと思います。ぜひ、入園、入学を控えている人たちも、一人で抱え込まず、親子の触れ合い時間として楽しんでみてはいかがでしょうか。来年度の子どもたちのりりしい入学姿を想像しながらがんばりましょう!