■MV撮影では「color」以来の……?

――MV撮影時に印象に残っていることは。

若井 今回はMV撮影とジャケット撮影を同時にやったので、朝から夜まで、休憩時間がないくらい忙しかったです(笑)。撮影中のメンバーをいるなかで、ご飯を食べて……タイトなスケジュールでした。でも、時間があっという間に感じるくらい集中していました。1stシングル「color」のときも同時撮影だったんですけど、そのときは合宿中だったということもあって体力が持たなくて(笑)。今回も不安だったんですけど、7年経って成長していました。

芹澤 MVではダンスショットが多いんですけど、これまでとは違う力を抜いた振り付けが特徴です。手を抜いているわけではないですよ(笑)! みんな激しく、でもしなやかといったちょうどいい部分を探していました。そこも見所ですね。ゆうきちゃんもダンスの先生に確認して「もっと抜いたほうがいいですか?」って。ゆうきちゃんはパワーがあるから(笑)。

茜屋 今回は衣装も大人っぽいんですよ。スカートがヒラヒラしていて、サビの振り付けでもヒラヒラさせながら踊っているところがあって、ここはぜひライブで見てほしいですね。個人よりも全員でひとつになって踊るという振り付けが多いので、全景で楽しんでほしいです。

久保田 いつものi☆Risの楽曲はノれる曲が多いんですけど、今回は振りコピするよりしっとりと見ている方が多くなるんじゃないかなって。私たちも「魅了する」という認識で踊っています。

澁谷 YouTubeにアップされているショートMVでは私のソロが入っていないように見えますよね。「ずっちゃん歌っているパート少なくない?」って。安心してください、歌っています。2Aで歌っています! 私も歌詞割を見たときに思ったんですよ。「ショートバージョンに入らないんじゃない?」って(笑)。その分ハモりとしてがんばっています。フルバージョンを観たい方はぜひDVD付きのシングルを買ってチェックしてください!

山北 MV撮影するときに、みんなほかのメンバーをめっちゃ笑わせにきてなかった?

澁谷 段々になっている場所での撮影でしょ。下に寝転がっている人、ソファに横たわっている人みたいに、2:2:2のペアで別れているシーン。

山北 そうそう。前の方から撮っていって、最後に後ろにいる私とずっちゃんだけを撮っているとき、前の4人が全員で「ウェーイ」って。映らないところで笑わせようとしてくるんです(笑)。裏側ではそんなお茶目なシーンもありました。

――それは笑うことなく一発で。

山北 そうです。女優なんで!

澁谷 らしいでーす(笑)。

■いまだからこそ読んでもらいたい本

――『グリムノーツ』は童話などの物語を元にした世界観。MVでも実際に本が登場していましたね。みなさんが好きな本は?

茜屋 保育園のころに、『おしいれのぼうけん』という絵本をずっと読んでいました。押入れの中から世界につながっているというファンタジーで、大好きでした。家の押し入れや保育園の押し入れに閉じこもって遊んでいました。

若井 私は小さいころ『水晶玉』というグリム童話の絵本を読んでいました。結構怖い話だったので、おじいちゃんに「読んで!」って。グリム童話って有名な作品がたくさんあるなか、なぜか好きだったんですよ。

芹澤 私は『人魚姫』。なりたかったんですよ。でも泡にならないで王子と結婚する結末がいいです(笑)!

久保田 最近読んだんですけど、『りさ子のガチ恋 俳優沼』。

山北 だいっすき! あ、……ごめんなさい。

久保田 もともと舞台なんですよ。以前舞台『ほとけのいろは』で共演した、新垣里沙さんが主演で出ていて。私は観に行けなかったんです、でもタイトルがずっと気になっていたんですよ。その舞台で使った台本を元にした小説版が出ていて、読んだらめちゃくちゃ面白かったんですよ。私は元々オタクだし、舞台にも出させていただいているので、オタクと役者両方の気持ちがわかるからこそ、その両方のストーリーが入っていて、……面白かったー。

山北 もう1票入れようかな。

久保田 入れてくれる? 本読んだ?

山北 発売日くらいにすぐ買って、すぐ読み切った! アナザーストーリーもあるんだよ。

久保田 そうなの? 買うわ!

澁谷 それ、あとでやってもらってもいいですか(笑)?

久保田 ほんとに面白いの!

――まさかの2票入りましたけど、澁谷さんは?

澁谷 私はこの世界に入って悩んでいたときに、身内からもらった『だいじょうぶだいじょうぶ』という絵本ですね。すごい支えられ続けて、今でも大事にしています。おじいちゃんが孫に対して、ずっと「だいじょうぶ」という魔法のことばをかけるんですよ。それだけでどんどん心が温まってくる。大人になってから「だいじょうぶ」ってなかなか言われなくなったなって。

――たしかにあまり言われないですね。

澁谷 逆に「だいじょうぶ?」って心配されるように聞かれることはあるけど、安心する「だいじょうぶ」には触れることはなくなったなって。昨日も母親に「だいじょうぶ」って言われて、泣きそうになって。このことばってすごいパワーがあるんだなと思いました。いまだからこそ読んでもらいたいですね。

■一般層への認知を

――それでは最後に今年の抱負、目標を教えてください。グループとしてもソロとしても。

芹澤 i☆Risとしては「楽しむ」かな。ソロ活動の方では全部自分でやらないといけないので、どうしても気負ってしまって。その分良いこともいっぱいなんですけど。逆にi☆Risだと気負わなくて、心から楽しめるようにしたいです。個人的な話だと、最近引っ越したので、料理をしています。ホイコーローを。

澁谷 クックドゥから。

芹澤 クックドゥでホイコーロー。次は調味料からホイコーローの二段ホイコーロー。

――好きなんですか? ホイコーロー。

芹澤 中華ってみんな好きじゃないですか。次はチンジャオロースかなって。

澁谷 私は4月からツアー「i☆Ris 5th Live Tour 2019 ~FEVER~」が始まりますし、その前に上海でもライブがある。グループとしてのチャンスも多くなっているので、いい波に乗れるようにしたいです。個人としては、音楽をもっと広めていきたいですね。DJとして海外のイベントに出て、i☆Risの楽曲をリミックスして出せたらいいなと思います。

久保田 今回のシングルは深夜アニメのタイアップなので、「i☆Risというグループ名は知っているけど……」という人に知ってもらうチャンスだと思っています。頑張ってたくさんの方にi☆Risを好きになってもらいたいです。あとは健康にだけは気をつけて、走っていきたいです。お仕事関係以外だと、ひとりで焼肉に行きたいんです(笑)! ひとり焼肉専門店があるんですよ。そこから段階を踏んで、最終的には超高級焼肉に行くのが目標なんです。ひとりで! という挑戦ですね。

若井 とにかくi☆Risとしてビッグになりたい。もっと上を見て、今年はいろんな方に知ってもらいたいです。ライブの数も多いので、1回1回を無駄にしないように、来てくれたみんなに好きになってもらいたい。個人としては声優としていろんな作品に呼ばれる人間になりたいです。

茜屋 グループとしてはちょっとずつ深夜アニメのタイアップもやらせてもらっているので、より幅広い層に知ってもらいたいですよね。あと、プライベートなんですけど、失くしものが多いので、ゼロにしたいんですよ。保険証を失くしちゃって……。家の中でものを失くすこともあるんですよ……。

山北 やっぱり私としては多くの方に知ってもらいたいんです。ゆくゆくは紅白に出たいんです。そのためにも、沢山の人に魅力を届けたいと思っています。最近、メンバーがテレビに出演しているのを観て、i☆Risを知っていただくチャンスだなと。ちょっとずつテレビの出演も増えていったらいいな。個人としては、丁寧に生きることを心がけています。丁寧な人間関係、お仕事、私生活。あとは体調を崩さないようにしたいですね。北海道に帰省したとき、思ったんです。時間の流れがゆっくりだなって。急かされることもなく、一つひとつ物事に向かえるので心が安定するんですよ。なので、普段も丁寧に過ごすよう心がけたいです。

●i☆Ris、17thシングル「Endless Notes」
・初回生産限定:グリムノーツ The Animation盤
価格:1,404円(税込)
・CD+DVD
価格:1,944円(税込)
・CD
価格:1,296円(税込)
CD
01.Endless Notes
02.イノセントイノベーション
03.Endless Notes -TV ver.-
04.Endless Notes (Instrumental)
05.イノセントイノベーション (Instrumental)
DVD
01.Endless Notes -Music Video-
02.Endless Notes -Off Shot Movie-

  • 初回生産限定:グリムノーツ The Animation盤

  • CD+DVD

  • CD


●i☆Ris 5th Live Tour 2019 ~FEVER~
全8会場16公演(全会場 昼/夜2回公演)
日程/会場(開場/開演)
・4月13日 埼玉県/三郷市文化会館
14:00/14:30 18:00/18:30
・4月21日 福岡県/Zepp Fukuoka
14:00/14:30 18:00/18:30
・5月4日 宮城県/日立システムズホール仙台 シアターホール
14:30/15:00 18:30/19:00
・5月6日 大阪府/Zepp Namba
14:00/15:00 18:00/19:00
・5月11日 愛知県/日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
14:15/15:00 18:15/19:00
・5月19日 北海道/Zepp Sapporo
14:00/14:30 18:00/18:30
・5月25日 神奈川県/関内ホール 大ホール
14:15/15:00 18:15/19:00
・6月1日 東京都/中野サンプラザ
14:00/15:00 18:00/19:00
●チケット
全席指定:6,800円(税込)
小学生以上有料。未就学児童は入場不可
※Zepp公演:ドリンク代別途500円あり
※枚数制限:4枚