お笑い芸人の土田晃之が、8日に放送されたフジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)で、「いじめ」と「いじり」の違いについて語った。
山口県周南市の県立高校2年の男子生徒が自殺した問題で、調査検証委員会は生徒間によるいじめを認定したほか、教職員にも「いじめに類する行為」があったと指摘。土田は学生時代を思い返し、「1つの学校のクラスは、子どもにとっては全世界。そこで起きていることがすべて」といじめられる側の心情を代弁する。
さらに、「いじめといじりは全然違うものだと思っていて」と切り出し、「いじりは、愛情と信頼関係があって成立するものだと思う。これをやることによって、やられている側も笑えるかどうか。いじめは、やっている側だけが笑っていること」と説明。MCを務める坂上忍も「そうか」と何度もうなずいた。
調査検証委員会が認定した18項目のいじめの中には、「体型や髪型を“軽い”口調でからかう」というものがある。土田は、「やっている側だけが『いじりだ』と言っているだけの話」と断言し、「本人にとってみれば全部いじめ」と訴えた。
MCとして、お笑い芸人をはじめとした出演者をいじることも多い坂上は、「僕が一番照れるのは」と前置きし、「例えば、ある芸人さんを台本にもなく僕の裁量でいじったとする。休憩の時に芸人さんが僕のところに来て、『ありがとうございました』って。恥ずかしいから言わないでくれよと。でも、そういうことだよね?」。これを聞いた土田は、「僕も何回も上島(竜兵)さんに言われています」と同意し、笑いを誘っていた。