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【この記事のエキスパート】
生活コラムニスト:ももせいづみ

生活コラムニスト:ももせいづみ

暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。

日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。

新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。


この記事では、お弁当作りに役立つ卵焼き器の選び方とおすすめ商品をご紹介! IH対応はもちろん、卵1個で作れる1人用のミニサイズやふた付き、鉄製など人気の玉子焼き器を厳選しました。ウィンナーを焼くなどちょっとしたおかず作りにも活躍しますよ!

素材・サイズ・熱源をチェック!
正しい卵焼き器の選び方

生活コラムニスト・ももせいづみさんへの取材をもとに、卵焼き器を選ぶときのポイントをご紹介。ポイントは次のとおりです。

【1】用途や使いやすさを考えて素材を選ぶ
【2】使うシーンに合わせてサイズ・形を選ぶ
【3】熱源をチェック
【4】卵焼き器のコーティング素材で選ぶ
【5】取っ手が取れるタイプなら収納しやすい
【6】蓋付きなら料理の幅も広がる!

それぞれ解説しているので買おうかどうか迷っている人も、どんな視点で選べばいいかわからない人もぜひ参考にしてください!

【1】用途や使いやすさを考えて素材を選ぶ

卵焼き器の素材には、さまざまなものがあります。どれを選んでもたいして変わらないように思えるかもしれませんが、素材によって使い勝手や卵焼きの出来上がり、手入れの仕方が大きく違ってきます。

家族の人数や使う頻度、キッチンの熱源の種類、コストパフォーマンスや手入れの手間ひまなどを考慮に入れて選ぶとよいでしょう。

最近では、手入れが煩雑だったり、できあがりが焦げつきやすかったりするような素材のデメリットをカバーする商品も出てきているので、一概に思い込みだけで選ばないようにしましょう。

熱伝導が高く、耐久性に優れている「鉄製」

出典:楽天市場

昔から卵焼き器やフライパンなどに使われている素材です。高温に強くて熱伝導率が高く、丈夫で耐久性に優れているのが特徴です。手入れ次第で長持ちするのもうれしいところ。鉄分補給も期待できます。

デメリットとしては、一般に、初めて使うときに空焼きなどの手入れをする必要があることや、使用後はすぐに洗って油を引かないとサビの原因となってしまうこと。重量があるので安定する半面、扱いにくさを感じる人もいるかもしれません。

毎日使う方や、ふっくらと美味しい卵焼きを作りたい方におすすめです。また、食洗機は使えないので注意しましょう。

熱ムラが少ない「銅製」

出典:Amazon

プロの板前さんが愛用するのが銅製の卵焼き器です。熱伝導率がよく熱ムラが少ないため、ふんわりと焼き上げられるのが特徴です。

内側に錫(スズ)がコーティングされているものと、内・外両面とも銅だけで作られているものの2種類があり、錫が貼りつけてあるものはサビが発生しにくく、におい移りしないメリットがあります。銅だけで作られているものは、より熱伝導率が高いため本格的な仕上がりが期待できます。

銅製の卵焼き器は手入れに手間が必要ですが、本格的なものを求める人におすすめです。銅の性質ゆえの抗菌性も特徴です。

手軽に使えてお手入れも簡単な「アルミニウム製」

出典:Amazon

量販店やホームセンターなどでよく見かけるのがアルミニウム製です。値段も手ごろで鉄や銅製のものにくらべて軽く、熱伝導率がよくて扱いやすいのが特徴です。初めて卵焼き器を買う人の入門用としておすすめです。

卵をくっつきにくくするためにフッ素樹脂コーティングなどの加工が施されているものが多く、使用後の手入れがしやすい反面、加工がはがれてしまえば買い替えが必要となります。高温に弱いので空だきは厳禁。お手入れはスポンジと中性洗剤で洗います。

いろいろな熱源で使える「ステンレス製」

出典:Amazon

ステンレスは腐食に強く、耐久性が高いのが魅力です。ガスコンロのほか、IHやハロゲンヒーターなど、いろいろな熱源に対応した卵焼き器が多くなっています。

熱伝導性はほかの素材よりも悪く、中はまだ生なのに表面がこげてしまうことがあります。ステンレスのデメリットをおさえるために、アルミとの二面構造にして熱伝導性を高めている卵焼き器もあります。

【2】使うシーンに合わせてサイズ・形を選ぶ

【エキスパートのコメント】

卵焼き器はお弁当用という人も多いと思いますが、少量でよい場合は、標準サイズでは必要以上の量ができて無駄になります。頻繁に作るのは卵何個分の卵焼きなのかで、サイズを選びましょう。

卵焼き器の幅が12〜15cmだと、卵3〜4個が目安です。一人用であれば卵1個でも卵焼きができるスリムサイズがおすすめです。

形も正方形に近い関東の「東型」と、長方形の関西の「西型」がありますが、家庭用なら長方形の西型が主流。

卵焼き器の利用頻度はあまり高くないのだけれど、一つは持っておきたいという人は、他の料理にも気軽に使えて、オーブンに入れることもできる取っ手の取れるタイプを選ぶなど、用途に合わせてサイズと形を選びましょう。

【3】熱源をチェック

出典:Amazon

IHを使っている人は、対応していない卵焼き器もあるので注意しましょう。IHでオールメタル対応機種ならば、ガラスや土鍋以外のすべての金属製のものが使えますが、一般的なIH機器では、必ずIH対応の卵焼き器を選ぶ必要があります。

IHに対応しているのは鉄やステンレスの卵焼き器。アルミや銅の素材でも、底面に対応金属を貼り付けてIH対応になっているものもあります。卵焼き器は角型なので、全体にまんべんなくIH対応金属を貼り付けてあるタイプのもののほうが、熱の伝導にムラがなくきれいに仕上がります。

また、番外編としては電子レンジで使える樹脂製のグッズも。道具を増やしたくない人には、こうした選択肢もありますよ。

【4】卵焼き器のコーティング素材で選ぶ

【エキスパートのコメント】

卵焼き器の素材は、銅、鉄、アルミがあります。「テフロン加工」「ダイヤモンドコート」「セラミック加工」などの表面加工が施されたものとされていないものがあります。

銅や鉄製は卵焼きの焼き上がりの良さに定評がありますが、油慣らしをする必要があり、錆の問題も。気軽に使うなら、表面加工されたものがおすすめです。

一般的で身近な「フッ素樹脂加工(テフロン加工)」

出典:Amazon

金属にフッ素樹脂をコーティングして、焦げつきやサビが出ないようにした加工をフッ素樹脂加工といいます。

テフロン加工は、アメリカのデュポン社が開発したフッ素樹脂加工の登録商標で、デュポン社以外のものはテフロン加工とは呼びません。

フッ素樹脂加工の施されたものは手入れが簡単で、食材がくっついたり焦げついたりしないのと、価格が安いのが特徴ですが、コーティングがはがれやすいため高温での調理や金属ヘラ・金属タワシなどを使うことはできません。

はがれてしまったら買い換えるしかなく、一種の消耗品のような扱いになります。

耐久性が高く焦げ付かない「マーブルコート」

出典:Amazon

フッ素樹脂加工の一種で、樹脂にマーブル(大理石)の粉末を混ぜてはがれにくくしたもののことをいいます。硬い大理石を使っているため傷や変形に強く、金属ヘラや金属タワシが使えるのと、手入れがしやすい長所と、高熱に弱い短所はダイヤモンドコートと変わりませんが、重量がダイヤモンドコートより重めなので注意が必要です。

金属部の表面に白い斑点がちりばめられている見た目も特徴で、これに惹かれる愛用者も多いようです。

剥がれにくく丈夫な「ダイヤモンドコート」

出典:Amazon

フッ素樹脂加工の一種で、樹脂にダイヤモンド粒子を混ぜてはがれにくくしたもののことをいいます。硬い鉱石であるダイヤモンドを使っているため、傷や変形に強いのが特徴です。

フッ素樹脂加工(テフロン加工)とは違って手入れがしやすい上に食品がくっつきにくく、焦げつかないので扱いも簡単。金属ヘラや金属タワシを使うことも可能です。フッ素樹脂加工(テフロン加工)よりは高温に耐えられますが、300℃以上の高熱には弱い欠点があります。

おしゃれで有害物質も出にくい「セラミックコート」

出典:楽天市場

金属の表面をセラミック(陶器)成分の薄い膜でコーティングした加工のことです。フッ素樹脂加工(テフロン加工)に比べて耐熱性・熱伝導性があり、傷もつきにくいのが特徴。一方で、食材がくっつきやすいデメリットもあるため、調理の際は油を引く必要があります。油をなるべく使いたくない人は、注意が必要です。

また、セラミックの特徴である蓄熱性を利用した遠赤外線効果で食材にじっくり熱を通すことができる反面、ぶつけると割れてしまうこともあります。デザイン性がよくカラフルなものが多いのも特徴です。

【エキスパートのコメント】

セラミック加工はちょっと焦げ付きやすいですが、デザインや色合いはおしゃれなものが多くなっています。

また、最近は鉄製でもお手入れが簡単なものが出ていますので、選択肢の一つにしてみてください。

【5】取っ手が取れるタイプなら収納しやすい

出典:Amazon

ほかのフライパンと同様に、卵焼き器のなかにも取っ手が取れるタイプの商品があります。取っ手が取れると、ほかのフライパンと重ねて収納できるので収納に便利なうえ、お皿代わりに使ってそのまま食卓にも出せますよ。

すっきり収納したい人や、卵焼き器の使用頻度が少ない人は、取っ手が取れるタイプも検討してみてください。

【6】蓋付きなら料理の幅も広がる!

出典:Amazon

卵焼き器に蓋が付いている商品は、蒸すことができるので料理の幅が広がります。あとから別途蓋だけを用意することもできますが、ぴったり合うサイズの蓋がもともとついている商品が便利です。

弱火で長時間蒸らすことができるので、目玉焼きにもぴったり。卵料理以外にも、餃子など蒸す工程があるメニューも作りやすいですよ。

選び方に迷った時は参考に!
卵焼き器のおすすめメーカー・ブランド

卵焼き器を選ぶ際に迷ってしまったという方は、人気メーカーから選ぶのも手です。

ここでは、「T-fal(ティファール)」と「パール金属」について紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

T-fal(ティファール)|家事をラクに楽しくするおしゃれなアイテム

出典:Amazon

1956年にフランスで誕生した「T-fal(ティファール)」。鍋やフライパンなどの調理器具やケトルなどの小型家電で世界中から注目されているブランドです。

品質がよく、流行をとらえたデザイン性が人気の秘訣。「家事をラクに楽しくする」ことをポイントにしているアイテムは、実用的で使いやすい商品が幅広く揃っています。

パール金属|コストパフォーマンスが高いキッチンアイテムが充実

出典:Amazon

1967年に日本で誕生した「パール金属」。調理器具やキッチンツールを幅広く取り揃えているブランドです。

パール金属の商品は、コストパフォーマンスの高さと、さまざまなシーンで使えるのが特徴です。

和平フレイズ|1人暮らしから使える、充実したサイズ展開

出典:Amazon

鉄製からセラミック加工が施されたものまで卵焼き器の種類が豊富な「和平フレイズ」。また、卵1つで卵焼きが作れるミニサイズのフライパンもあり、サイズのバリエーションが多いのも魅力のひとつです。

THERMOS(サーモス)|焦げ付きにくくて丈夫

出典:Amazon

水筒やタンブラーでおなじみのサーモスの卵焼き器は、硬質フィラーを配合した耐久性コーティングが施されているのが特徴です。焦げ付きにくいのが魅力なので長く使えるアイテムをお探しの方にもおすすめです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)