JR東日本グループの鉄道会館は3月5日、商業施設「KITTE丸の内」(東京都千代田区)地下1階エリアにて運営する「キッテグランシェ」内に人気ラーメン店5店舗が集まる新グルメゾーン「ラーメン激戦区東京・丸の内」を開業する。

ラーメン激戦区東京・丸の内には、人気店5店が集結。開店から閉店まで準備時間を設けず営業し、ランチタイム、ディナータイムを気にすることなく利用できる。

上品でふくよかな鶏の旨みの中華そば

  • 「中華そば 福味」

「中華そば 福味」(ちゅうかそば ふくみ)店主の前島氏は10年の歳月をかけ、独学でラーメン作りを学び、2000年に「らーめんせたが屋」、2001年に「ひるがお」をオープン。2007年にはNYに進出し、その年のニューヨークタイムズにも取り上げられた。そのラーメン作りの定評からミスターラーメンと呼ばれている。

中華そば 福味は、毎日でも食べたくなるような上質なラーメンを届けたいという思いで立ち上げたお店で、名前の由来はラーメン好きの母親への畏敬の念を込め、苗字である「福見」から名付けられた。

スープは銘柄鶏「信玄鶏」を丸鶏で使用し、水は100%不純物を取り除いたRO水を使うことで上品でふくよかな鶏の旨みを引き出している。すっきりとしたコクの清湯スープと濃厚な白湯スープの二本立て。麺は、北海道産小麦「和華」を使用した、食感・のど越しのいい自家製ストレート細麺を合わせ、極上の一杯に仕上げた。

濃厚豚骨魚介スープの極太つけ麺

  • 「松戸富田麺絆」

「松戸富田麺絆」(まつどとみためんばん)は、ラーメン業界で圧倒的な人気を誇る千葉県松戸市の「中華蕎麦 とみ田」が都内初出店の直営店として営業する。店主の富田氏が手がける中華蕎麦 とみ田の看板メニューであるつけ麺は、濃厚豚骨魚介スープと極太の自家製麺が特徴。全国のつけ麺人気店が集まる「大つけ麺博・ラーメン日本一決定戦」で三連覇を成し遂げた。

また、富田氏に密着したドキュメンタリー映画が世界的に話題となったり、海外の映画祭でラーメンを提供したりするなど、「ラーメン界の絶対王者」と言われている。

とみ田の代名詞の濃厚豚骨魚介つけめんはもちろん、つけ麺の生みの親・山岸一雄マスターのもりそばも同時に味わえる。もりそばのスープにはゲンコツ、鶏ガラ、煮干、さば節そして大量の豚の挽き肉を使用している。あっさりとしながらもコクのある甘、辛、酸の効いた、つるつるモチモチ中太麺の元祖つけ麺もおすすめ。

東京発の濃厚な赤味噌ラーメン

  • 「東京スタイルみそらーめん ど・みそ」

「東京スタイルみそらーめん ど・みそ」(とうきょうすたいるみそらーめん ど・みそ)は、オープン当初より東京発の味噌ラーメン専門店として、濃厚な赤味噌が際立つ、独特の甘みと深いコクをもった風味豊かなスープの味噌ラーメンを提供。京橋本店ほか7店舗を展開しており、TVや雑誌の取材が絶えない人気店となっている。

創作性のある独自のスタイルを築いた一杯は、味噌では圧倒的な支持を誇り、ほかでは味わうことのできない仕上がり。

味噌ラーメンの命ともいえる味噌は、江戸甘味噌や信州味噌など、五種類の赤味噌を独自にブレンド。スープは豚や鶏ガラをベースにした動物系スープと、昆布・椎茸・サバやカツオ等をベースにした和風系スープを合わせたダブルスープ。麺は味噌との絡みを考えて開発された、タピオカを練りこんだ特注の平打中太ちぢれ麺を使用。

辛さとシビレが楽しめる汁なし担々麺

  • 「四川担担麺 阿吽」

湯島に本店を構える「四川担担麺 阿吽」(しせんたんたんめん あうん)は、担々麺ファンの間で東京ナンバーワンとの呼び声も高く、汁なし担々麺のブームを作ったラーメン店。自家製の辣油と、本場四川の花椒を使用しており、辛さとシビレが楽しめる。

辛さ・シビレともに0~6段階の計7段階あり、店舗のおすすめは辛さ3、シビレ2。最大の6辛に挑戦できるのは、5辛経験者のみとなっており、ラーメンファンのみならず、激辛好きの人々も足を運んでいる。

身体を元気にする“食養生”の考えをもとに創りあげた担担麺には、9種類の生薬と香辛料からじっくりと時間をかけて旨みを取り出し、パンチの効いた香り豊かな自家製の辣油を使用している。花椒は、香りの強い外側だけを使い、香りが飛ばないよう毎日挽いている。

博多で愛される屋台系豚骨ラーメン

  • 「博多屋台ラーメン 一幸舎」

「博多屋台ラーメン 一幸舎」(はかたやたいらーめん いっこうしゃ)は、ラーメン激戦区である福岡市大名エリアにて、創業者吉村氏によって2004年に第一号店をオープン。以来15年間、博多豚骨ラーメンの人気店として走り続けている。現在、アジアを中心に海外9カ国で展開中。

大量の豚骨を炊き込むことで、クリーミーかつあっさりとしたコクが特徴のスープに仕上がり、口に含んだ瞬間、凝縮された骨の旨味と香りが広がる。豚骨ラーメンの伝統を守りながら進化させた一杯は、博多で愛される昔ながらの屋台系ラーメンだ。

本場博多屋台ラーメンの特徴である「細麺」や「替え玉」に加え、卓上にある紅生姜やゴマなどの薬味を自分好みにアレンジして楽しめる。クリーミーでありながら口当たりすっきりとしたコクのある豚骨スープには、自社製麺所「製麺屋慶史」特注の細平打ち麺がよく絡む。