「もりみち病院」の1stライブが1月26日に開催される。「もりみち病院」とは、声優・道井悠と森千早都によるユニット。ふたりが女医(森)とナース(道井)になり、患者の悩みを受け、問診し、ふたりならではのアドバイスで解決していくといったもの。そんな「もりみち病院」が、ミニアルバム『ナゼナラバ』を引っさげて1stライブを開催することとなった。

  • 森千早都、高井舞香、道井悠

    「もりみち病院」左から森千早都、高井舞香、道井悠

そこで今回は、「もりみち病院」1stライブ開催を記念して道井、森、そしてゲストとして出演する高井舞香の3人にインタビューを実施。「もりみち病院」の魅力とは? ミニアルバム『ナゼナラバ』や1stライブはどのような内容になるのか? そもそも「もりみち病院」とはなんなのか? その全貌に迫った。

■「もりみち病院」は自由なお悩み相談室

――はじめに「もりみち病院」とは何かを教えて下さい。

道井 道井悠と森千早都が迷える子羊を導く、といったトークイベントを開催していまして。いわゆる、お悩み解決イベントですね(笑)。

 病院をコンセプトに、みなさんのお悩みを解決する。それが「もりみち病院」です。

道井 ユニットとしての活動歴は、2年半ぐらいですね。

  • 道井悠(みちいはるか)。10月3日生まれ。石川県出身。クロコダイル所属。主な出演は『Tokyo 7th シスターズ』神城スイ役、『ライブレボルト』瀬戸マリン役、『SunSetTV』レギュラーMCなど

――解決したのかしていないのかわからない、ちょっと独特なお悩み相談ですよね。

 基本、大喜利ですね(笑)。お悩みに対して私たちが「処方箋」を書き、「これで直してくださいね」ってお渡しするんですよ。

――その中には本気の悩みも?

道井 10回に1回ぐらいは本気で解決していま……しているかな?(笑)。

  • 森千早都(もりちさと)。3月13日生まれ。静岡県出身。AIR AGENCY所属。主な出演は『プピポー』ポーちゃん役、『アイドルコネクト-AsteriskLive-』春宮空子役、『Tokyo 7th シスターズ』シャオ・ヘイフォン役など

――たとえば、これまでどんな治療をしてきたのですか?

道井 「DD(誰でも大好き)を治したい」というお悩みがありました。それはよくないので推し一本に絞れよ、と(相談者以外も)DDの人を全員その場に立たせ、「3・2・1」に合わせて推しの名前を叫ばせたんです。「今度からはその人一本に絞りましょうね」という治療法です(笑)。

 きっと、みんな推し一本に絞ったことでしょうね。

道井 そう信じています。

  • 高井舞香(たかいまいか)。8月18日生まれ。徳島県出身。マウスプロモーション所属。主な出演は『ハナヤマタ』小町結香役、『Tokyo 7th シスターズ』晴海カジカ役、『パブー&モジーズ』ロージー・ラビット役など

――ちなみに、そのときは誰の名前が?

道井 “私たち以外”の名前ですね(笑)。だいたいは若い子の名前でした。それに私たちが突っ込む、みたいな。

――そこまでがセットなんですね。

道井 「他の声優の名前を叫ぶイベントなんて、なかなかないよ」とよく言われています。それはそうだろうなと(笑)。

 そのぐらい自由に、私たちと一緒に遊ぼうという。

――先日から、ニコニコ生放送の番組「もりみち病院PANDEMiC!!」も始まりましたね。

 そうなんです。視聴者との距離がとても近く、私たちふたりがふざけているのを見てもらう番組になっています(笑)。

道井 イベントもそうなんですけど、私たちが「楽しい」「面白い」と思っていることをファンのみんなにも楽しんでもらう、ということが多いですね。自分ではふわふわほわほわしているつもりなのに、ファンから見たらゲラゲラするものみたいで……。

 ふたりでお互いの悪口を言い合ったりとかね(笑)。

■素の2人を見られるのが「もりみち病院」の魅力

――そんな「もりみち病院」が、今回1stライブを開催します。ここからはゲストの高井さんにも登場いただきます。高井さんはふたりとのつき合いがかなり長いですよね。

高井 そうですね。実は、「もりみち病院」さんの最初のドラマCDにシンガーソングライター・高井舞香役として出させていただいたんですよ。なので、今回のライブでは設定通りのシンガーソングライター役として、自分で作った曲を歌わせていただきます。

道井 イベントではふざけたことをしていますけど、それぞれが本人役として出演するドラマCDを作ったんです。その1作目のゲストが舞香ちゃんでした。

 舞香ちゃんにはお世話になりっぱなしで、以前もイベントに出ていただいたこともあるんですよ。

高井 何回か出させていただいて、処方箋も書かせてもらいました。

――では、高井さんから見た「もりみち病院」の魅力とは?

高井 え、えっと……(息を呑む)。

 息を呑んだぞ(笑)。

高井 (慎重に考えながら)魅力としては……声優さんのイベントだけど……着飾っていないスタイルで、突き進んでいくふたりを見られるところ……ですかね。

道井 ことばを選んでるぞ(笑)。

高井 もともとふたりとはゲームとかほかの作品で一緒になることがあったんですけど、「もりみち病院」ではまた違う"素のふたり"なんですよね。

道井 私と森が揃うと悪ふざけするからよくない(笑)。

 確かに。相乗効果で悪いところが増殖される(笑)。

――それぞれひとりでいる時はどんな感じなんですか?

高井 でも、(ふたりでいない時も)おはるさん(道井)は突然面白いことを始めたりしますね。ちいちゃん(森)は裏表がなくていつも明るいです。

――逆に、2人から見て高井さんはどんな人ですか?

道井 舞香ちゃんは舞香ちゃんなんだよね(笑)。

 なんか、ひとつのブランドを立ち上げているというか(笑)。奥が深いんですよ。こんな一面も、そんな一面もあるんだって。

道井 ファンになる人の気持ちがすごくわかります。「もっと舞香を見せて!」と思うというか。

高井 みなさんと一緒に生きているつもりなんですけど(笑)。