ロバート・ウォルターズ・ジャパンは1月23日、外資系企業と日系グローバル企業の国内拠点で働くホワイトカラー契約・派遣社員を対象とした「ホワイトカラー契約・派遣社員の職務実態」に関する調査結果を発表した。調査期間は2018年9月20日~10月3日、有効回答は341人。
自身のエンゲージメントとモチベーションを保つために会社に期待する有効策を尋ねると、1位「インセンティブ報酬(昇給・ボーナス)」(60%)、2位「長期契約」(32%)、3位「管理職との効率的なコミュニケーション(契約更新・業務指示)」・「正社員の同僚と馴染みやすい環境」(各30%)、5位「的確な指示と明確な目標値」・「スキル習得の機会・トレーニング」(各28%)となった。
契約満了前に自ら契約解除を申し出た経験がある人は全体の24%。理由については、1位「業務内容・プロジェクトに不満があった」(38%)、2位「他社からの正社員内定」・「業務のディレクション(方向性・指示・方針)が不明確だった」(各20%)、4位「他社からの契約・派遣採用の内定」・「企業文化」(各17%)となった。
同社では「企業にお薦めしたいリテンション対策は、個人とのコミュニケーションを通じてスキルアップへの意欲と組織への信頼度を十分に測ること。その上で、能力と視座の高い契約・派遣社員には挑戦のある環境と目標値(要求度)の高い仕事を与え、『個人のモチベーション』と『ビジネスの生産性』の両方を向上できる」とコメントしている。