文部科学省は12月26日、2018年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果を発表した。同調査では、私立の幼稚園、小学校、中学校及び高等学校(全日制)における入学時の初年度生徒等納付金の1人当たりの平均額をとりまとめた。なお、幼稚園については、「子ども・子育て支援新制度」に移行していない私立の幼稚園が対象となる。

初年度納付金、幼小中高いずれも増額

  • 2018年度私立高等学校等の初年度生徒等納付金平均額(年額)(出典:文部科学省Webサイト)

2018年度の初年度納付金は、幼稚園が前年度比2.0%増の37万8,569円、小学校が同0.7%増の81万8,643円、中学校が同0.3%増の78万9,677円、高校(全日制)が同0.4%増の73万986円と、いずれも前年度より増額となった。

高校の初年度納付金を都道府県別にみると、東京都が最も高く91万5,237円。次いで神奈川県が91万4,037円、兵庫県が84万3,794円、長野県が82万3,341円、京都府が81万7,088円と続いた。一方、最も低かったのは愛媛県の47万4,392円だった。

受験料の平均額は、幼稚園が同3.98%増の2,668円、小学校が同0.75%増の1万7,172円、中学校が同2.30%減の1万7,527円、高校(全日制)が同0.12%減の1万5,988円となった。