日本航空(JAL)とJR九州は4日、JALが野村総合研究所(NRI)と共同開発した国内線特典航空券「どこかマイル」で、行先が九州内の各空港に確定した利用客を対象に、フリーきっぷをマイルで交換できるオプションサービス「JR九州フリーきっぷ特典」を12月6日11時から開始すると発表した。

  • 「北九州フリーきっぷ」

「JR九州フリーきっぷ特典」は九州を元気にしたいとの思いで発案され、とくに平成29年7月九州北部豪雨による災害から全線復旧した久大本線沿線や世界遺産に認定されたエリアなどのさらなる活性化をめざし、関係各社が協力して実現した。

同サービスは「どこかにマイル」で羽田空港発、行先が九州内の各空港(福岡・北九州・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島)に確定した利用客を対象とし、「北九州」「由布院・別府」「西九州」の3つのフリー区間の中から、目的地に合わせて在来線特急列車および快速・普通列車に乗降り自由なフリーきっぷとマイルを交換できる。

「北九州フリーきっぷ」では、初めて駅舎で国指定の重要文化財に認定された門司港駅を中心とした門司港エリアや、2017年に世界遺産に認定された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群への最寄り駅となる福間駅・東郷駅などを周遊できる。交換に必要なマイルは2,000マイルで、有効期間は2日間。

  • 「由布院・別府フリーきっぷ」

「由布院・別府フリーきっぷ」では、平成29年7月九州北部豪雨で被災し、2018年7月に全線復旧した久大本線を走る特急「ゆふいんの森」に乗車することも可能(指定席券520円が別途必要)で、「ゆふいんの森」で由布院温泉へ、特急「ソニック」で別府温泉へ、途中下車して日田や門司港へ行くこともでき、九州の魅力を満喫できる。交換に必要なマイルは6,000マイルで、有効期間は3日間とされている。

  • 「西九州フリーきっぷ」

「西九州フリーきっぷ」では、九州を代表する観光地ハウステンボスや、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつである大浦天主堂のある長崎など、いま話題の観光地を楽しめる。交換に必要なマイルは6,000マイルで、有効期間は3日間とされている。