サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート『糖質制限ダイエットはなぜ失敗する? 成功の秘訣とは』を公開した。
現在、流行している「糖質制限ダイエット」や「炭水化物抜きダイエット」は、主食である米やパン、麺類などをできる限り食べないようにするというダイエット法。シンプルな方法で結果が出るのが早いとされているが、失敗してしまう人も多いとのこと。同サイトでは、糖質制限ダイエットの失敗するパターンについて解説している。
糖質制限ダイエットは、短期間ですぐに体重が減り始める人がほとんどだが、その後減らないことが多いという。体重から減った大部分は水分で、糖質を制限するだけでは脂肪はあまり減らないとのこと。
人間の脳と筋肉は、大量の糖質をエネルギー源として使っているが、糖質制限で糖質が不足した際は、肝臓や筋肉、脂肪に貯蓄されたグリコーゲンをブドウ糖に変換して使われる。グリコーゲンが使われてもさらに糖質が足りなくなると、今度は筋肉や脂肪を分解してブドウ糖が作られるようになるとのこと。
ここで筋肉が分解されて筋肉量が落ちると代謝が低下し、やせにくく太りやすい体質になってしまう。すると、体重が適正でも体脂肪率が高い、いわゆる「隠れ肥満」状態になる可能性が高くなる。
また、糖質が分解された状態であるブドウ糖は脳の栄養素であるため、摂取量が足りないと脳のパフォーマンスが低下するという。ボーっとした感じが続くほか、集中力の低下や無気力になるケースもあるとのこと。体がエネルギー不足になると、栄養不足、筋肉の減少などにより、疲労感や脱力感、めまいなどの症状が現れるという。
そのほか、ダイエット臭が発生する可能性も指摘。糖質制限ダイエットによりブドウ糖量が減ってしまうと、体内の筋肉や脂肪がエネルギーに利用されるようになるという。その際に分解される脂肪酸が完全燃焼されずに、汗や皮脂とともに排出され甘酸っぱい独特の臭いになるとのこと。
糖質制限ダイエットは、リバウンドしてしまう可能性も高いという。主食の糖質を抜くストレスや空腹感により、必要以上に間食してしまったり、糖質以外なら何をどれだけ食べてもよいと勘違いし、カロリー過多になったりする人もいるとのこと。
また、糖質制限でダイエットに成功したとしても、糖質を制限し続けなければ簡単にリバウンドしてしまうため、体重維持が非常に難しいという課題もあるという。
詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事『糖質制限ダイエットはなぜ失敗する? 成功の秘訣とは』で解説している。