東京都は11月27日、「都民生活に関する世論調査」の結果を発表した。調査期間は2018年7月6~22日・8月21~31日、有効回答は1,856人。
暮らし向き、「変わらない」が7割超
暮らしは昨年の今頃と比べて楽になったか、苦しくなったか尋ねたところ、「変わらない」は前年比3ポイント増の71%、「苦しくなった」は同0.1ポイント増の24.4%、「楽になった」は同2ポイント減の3%となった。
現在の生活について、「満足」との回答は前年とほぼ同率の54.4%となり、理由としては「健康であるから」(68%)がトップ。一方、「不満」は同1ポイント増の41%となり、理由としては「貯蓄が十分でないから」(64%)が一番多かった。
東京に今後も「住みたい」と答えた割合は同3ポイント増の78%。反対に「住みたくない」は前年とほぼ同率の10%となった。住みたい理由は、「交通網が発達していて便利だから」が76%で最多。住みたくない理由は、「生活費が高いから」が55%、「人や車が多すぎるから」が53%となった。
多文化共生に関する意識をみると、外国人が増えることの影響については、「外国の言葉・文化・習慣を知る機会が増える」が43%で最多。以下、「言葉・文化・習慣の違いからトラブルが増えるおそれがある」が42%、「治安に悪影響を及ぼすおそれがある」が35%、「サービス業や建設業などの労働力の確保につながる」が31%と続いた。