カラダノートは10月30日、妊婦加算に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は10月13~18日、調査対象は「カラダノートママびより」ユーザーの妊婦、有効回答は1,781人。

妊婦加算制度の認知度は25.9%

  • 妊婦加算制度を知っていますか?

妊婦加算は、妊婦が医療機関の外来受診をした場合、初診料と再診料または外来診療料に上乗せされる仕組みで、2018年4月の診療報酬改定の際に導入された。

同調査で妊婦加算制度を知っているか尋ねたところ、「知っている」との回答は25.9%にとどまり、「知らない」が56.2%を占めた。

妊婦加算制度については、67.4%が「反対」と回答。理由としては、「出産以降もお金がかかるので負担が増えるのは嫌」「少子化を懸念するならむしろ逆効果」などの意見が半数を占めた。

また「妊婦への配慮が他の疾病への配慮と何が違うのかわからないから」という加算基準に対する疑問の声や、「妊娠を申告しない人も少数ながら出てくるのではないか」「ちょっとの風邪やケガくらいなら我慢しようと思う」という正しい医療を受けられないことを懸念する声もみられたという。

一方、「賛成」「どちらでもない」と答えた人からは、「加算によって妊婦に真剣に向き合ってくれる医師が増え、安心な医療が受けられるようになればいいと思う」「特別な処置を行う上で必要な経費なのであれば加算はいいと思う。その分ちゃんと適正な対応処置はしてもらいたい」などの声が寄せられた。