マイナビ賃貸などの賃貸情報サイトを使うとき、多くの方が間取りを検索条件に入れて利用するのではないでしょうか?

「一人暮らしをするお部屋は、どんな間取りの物件がいいのだろう?」と悩んでいる方に向け、人気の間取りと、その間取りをおすすめする理由をご紹介します。

一人暮らしに必要な間取りは?

マイナビ賃貸の検索画面で候補にでてくる間取りの種類は以下の14種類です。部屋数が少ない順に並んでいます。

1R・1K・1DK・1LDK
2K・2DK・2LDK
3K・3DK・3LDK
4K・4DK・4LDK・5K以上

このうち、一人暮らしに人気がある間取りはこちらです。

第1位・・・1LDK:25.3%
第2位・・・1K:23.0%
第3位・・・1R:19.3%
第4位・・・1DK:19.0%
第5位・・・2LDK:4.7%
第6位・・・2K:4.3%
第7位・・・2DK:3.3%
第8位・・・その他自由回答:1.0%
(マイナビ賃貸調べ)

多くの方が、1部屋プラスαの範囲内で探しているようです。ただ、お部屋探しは「広ければ広いほうがよい」わけではありません。以下のような条件も大切です。

・部屋にいる時間の長さはどれくらいか
・部屋にいるメインの時間帯はいつか
・駅からの距離などの利便性を重視するか
・荷物の量はどのくらいか
・部屋に友人や家族を招くことがあるか
・家で仕事や勉強をすることがあるか
・自炊をする機会は多いか

このようなポイントをチェックしながら、自分にぴったりあう一人暮らしの間取りを選びましょう!

1LDK(人気ランキング1位)

1LDKってどんなお部屋?

一人暮らしで住みたい間取り第1位は1LDK(マイナビ賃貸調べ)です。1部屋+LDK(リビング・ダイニング・キッチン)という間取りは、寝室などとして使用できる独立したお部屋がひとつと、リビングとダイニングとキッチンの機能があるお部屋になります。

マイナビ賃貸では、独自に物件掲載ルールを決めています。居室(寝室)が1部屋の場合、その他のスペースをLDKと掲載するためには、最低8畳の面積が必要です。

つまり、マイナビ賃貸で1LDKを検索する場合は、8畳以上のゆったりしたLDKのお部屋探しが可能です。

こんな方は1LDKがおすすめ

・調理しやすい環境で、きちんと自炊がしたい
・調理や食事、喫煙の匂いなどが寝室にいかないようにしたい
・寝るスペースと活動するスペースを分けたい
・家族や友人、恋人に遊びにきてもらったり、宿泊してもらいたい・近々同棲や結婚を考えているので、余裕があるお部屋にしたい

寝室とリビング・ダイニング・キッチンが独立している1LDKは、生活にメリハリをつけやすいことが魅力です。

空間を仕切ることができるため、ニオイ対策もしやすく、お客様に見せたくないものを一時的に避難させるスペースをつくることも可能です。

また、宿泊してもらうにも、十分な広さを確保しやすいでしょう。1LDKには広いシンクや、コンロの数が二口以上あるキッチンも多く、バス・トイレ別などの設備が充実した物件が比較的多いのも特徴です。

1K(人気ランキング2位)

1Kってどんなお部屋?

一人暮らしで住みたい間取り第2位は1K(マイナビ賃貸調べ)です。1部屋+K(キッチン)という間取りには、寝室などとして使用できる独立したお部屋がひとつ、そのほか仕切ることが可能なキッチンがあります。

こんな方は1Kがおすすめ

・調理や食事、喫煙の匂いなどが寝室にいかないようにしたい
・できるだけ掃除などの家事が楽な部屋に住みたい

1Kを選んだ方の理由として多いのが、調理の臭いを仕切りでシャットアウトできるというものです。一人暮らしだと、急な雨降りに対応できず、室内干しをすることも少なくありません。食事程度ならあまり気にしていないけれど、仕切りのない部屋で調理をすると洋服や布団などに食べ物の臭いがつくのでは、と心配される方に人気なようです。

そのほか、「玄関を開けるとすべて丸見えになるのは避けたい」というものがあります。後述する1Rの場合、玄関が寝室を兼ねた部屋に直結してしまうことが多いため、宅配便などが来た時にプライバシーがすべて見えてしまうことが懸念されます。1Kの間取りすべてが、玄関からお部屋が見えない設計になっているとは限りませんが、プライバシーや安全面からも1Kを希望される方が多いようです。

1R(人気ランキング3位)1Rってどんなお部屋?

一人暮らしで住みたい間取り第3位は1R(マイナビ賃貸調べ)です。1Rは1Roomの略称です。「キッチンがない」という意味ではなく、お部屋のなかに、キッチンが備えつけられていることになります。ただし、1Rにはキッチンなし、バスなし、トイレ共同といった物件も含まれるため、1Rを検索するときは、きちんと確認が必要です。

1Rと1Kの大きな違いは、キッチンと居室の間に仕切りがあるかないかです。

こんな方は1Rがおすすめ

・とにかく安さを重視したい・部屋全体がひと目で見渡せるほうがいい

1Rを選んだ方の理由として、もっとも多いのが「家賃が安かったから」というものです。「トイレ共同、築60年下宿の2階」といった昭和レトロな物件など、掘り出し物に出会えるかもしれません。

玄関から間仕切りがない分、部屋が広く見える、掃除が楽、家具などレイアウトの自由度が高いといった意見もあり、外食やテイクアウトが中心で、家ではあまり炊事をする予定がない方にもおすすめです。

そのほか「怖がりなので、家のなかが全部見渡せる1Rでないと、物音がしたら扉が開けられません」という理由で1Rを選択した方もいらっしゃいました。

1DK(人気ランキング4位)1DKってどんなお部屋?

一人暮らしで住みたい間取り第4位は1DK(マイナビ賃貸調べ)です。1部屋+DK(ダイニング・キッチン)という間取りには、寝室として使用できる独立したお部屋がひとつ、そのほか、ダイニングとキッチンの機能を有するお部屋があります。

マイナビ賃貸では、こちらも独自に物件掲載ルールを決めています。その掲載ルールでは、居室(寝室)が1部屋の場合、その他のスペースをDKと呼ぶには4.5畳が最低限必要な広さになります。LDKとDKの違いは、その広さとなっています。

こんな方は1DKがおすすめ

・調理しやすい環境で、きちんと自炊がしたい
・調理や食事、喫煙の臭いなどが寝室にいかないようにしたい
・寝るスペースと食事をするスペースを分けたい
・荷物や家具家電を置くスペースを広めに確保したい
・なるべく安い価格で、最低限2部屋ほしい

1DKは「お部屋の広さについてはそこまでこだわりがないけれど、ベッドをソファ代わりに食事をしたり、常に床の上に座る生活スタイルは避けたい」という方に人気の間取りです。臭いをシャットアウトできるという点では、LDKと同じ効果が期待できます。窓が2か所になり、換気がしやすいことも1DKの特徴です。

また、荷物や家具を置くスペースを確保できるように、1DK以上の物件から探したという方も少なくありません。

おわりに(一人暮らし向きなお部屋の間取りは?)

お部屋探しをしている方それぞれ、大切にしているポイントが違えば選ぶ間取りも変わります。さまざまな候補がでてくる一人暮らし向け物件だからこそ、しっかり条件設定を考えておくことが大切です。生活スタイルに大きな影響がある間取りは、どんな生活スタイルを送ることになるのかという点を重視して決めましょう!

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。