アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が、来年1月7日スタートのフジテレビ系月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(毎週月曜21:00~)に主演することが28日、分かった。錦戸は、月9初主演となる。

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    (左から)船越英一郎、錦戸亮、新木優子=フジテレビ提供

このドラマは、古賀慶氏の人気コミック『トレース~科捜研法医研究員の追想~』が原作。錦戸演じる科捜研法医研究員・真野礼二が、主観や憶測を排除して鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、刑事であろうと容赦なく反論、闇に葬りさられようとしている真実のかけらを見つけ、亡くなった被害者の想いや無念を明らかにしていく。

今回の主演に「(オファーを)言っていただけてすごくうれしいことですし、一生懸命頑張らなくてはと思います」という錦戸。『科捜研の男』というタイトルに「大丈夫なんですか?(笑)。科捜研といえば『科捜研の女』が出てきますし、イメージ強いんで」と不安を吐露しながら、「対抗したいというわけではありませんし、あそこまで長く続く番組ということは魅力がある番組でしょうし、負けないような魅力のある番組になればいいと思います」と意気込んだ。

自身が演じる役柄については「冷たく見えて実は熱い」といい、「原作とドラマになったときの真野というキャラクターがどれくらい一緒になるか分かりませんが、毎週見てておもろいな、と思えるキャラクターがそれぞれ出てきたらいいですし、ドラマはドラマで一生懸命作りたいと思います」と抱負。「本当の理由を探すところでのプロセスもこのドラマの面白さになっていくと思うので、いろんな世代の方がシンプルに毎週月曜日を楽しみにしてくれるようなドラマになれるよう、一生懸命頑張ります!」と呼びかけている。

また、被害者や残された遺族に感情移入していく科捜研新人法医研究員・沢口ノンナ役で、現在放送中の『SUITS/スーツ』から月9続投となる新木優子も出演。『コード・ブルー』『SUITS/スーツ』に続き、フレッシュな新人役に挑む新木は「現場も違いますし、毎回新鮮な気持ちでやらせていただいているので、作りこむというよりは、その場で感じたものをしっかりと自分の中に落とし込んで役として作品の中で生きられるようにしたいと思います」と語る。

そして、真野とは全く逆で、長年の刑事の勘を頼りに事件を捜査するベテラン刑事・虎丸良平役で“サスペンスの帝王”船越英一郎も登場。月9は初出演で、「ほぼ縁がない世界で生きてきたからね。月9にあんまり崖とか出ないよね(笑)」と言いながら、「オーソドックスな刑事ドラマとは一味も二味も違う、やはりフジテレビさんが、月9が作ると刑事ドラマもこうなるんだ、というような、そんな作品を皆さんと一緒に作っていけたら」と期待を述べた。

元科捜研の研究員でもある原作の古賀氏は、脚本を読んで「スピーディーでスリリングな展開、感動的だったり、クスッと笑えるシーン。ここにさらに演出が加わり、魅力的な役者さんたちがキャラクターに命を吹き込む。そうしてドラマが完成すると想像するだけでワクワクします」とコメント。

フジテレビの草ヶ谷大輔プロデューサーは「主人公・真野礼二には正義感だけではない、陰惨な過去を纏ったミステリアスさがあります。映像化にあたり、真野役のキャスティングで真っ先に頭に浮かんだのが錦戸さんでした」といい、「容姿端麗だけではない、男の色気とお芝居でみせる奥深い表情をお持ちの錦戸さんなら、正義感とミステリアスさの中にも哀愁や憂いを持った主人公・真野礼二にしていただけると思いました」と起用理由を語っている。

脚本には、『鍵のかかった部屋』や『人は見た目が100パーセント』を手掛けた相沢友子氏。演出は、『鍵のかかった部屋』『信長協奏曲』『LIAR GAME』などで知られる松山博昭氏が担当する。