「gz」で『なごやめし』を目一杯楽しむ

出張で地方都市に行ったとき、美味しいものを食べて帰ろうと思いながらも、仕事に追われて結局最後は新幹線で駅弁とビール。なんていうことはよくある。もちろんそれも楽しいけれど、たまには腰を据えてガッツリ、ローカルグルメを食べてみよう。今回は、『なごやめし』をお目当てに「gz(グズ)」(東京都中央区)に行ってみた。

今日は「なごやめし」をテーマに集まろう!

見た目は地味だけど味は抜群!

「gz」は、東銀座駅4番出口を出て徒歩1分、晴海通りから路地裏に入ったビルにある店。大通りの向かい側にある歌舞伎座を目印にしておくとわかりやすい。地下1階から4階までが店舗になっていて全フロアで同じメニューを提供している。地下には半個室の部屋があり、1階はスタンディングバー、2階3階はテーブル席、4階にはカラオケの個室が2部屋あるなど、フロアごとに利用シーンに応じた対応ができるようだ。

3Fの客席はゆったりくつろげる

そんな「gz」で食べられる本格的な「なごやめし」を紹介してくれるのは、店長の久保田充さん。ちょっと、めちゃくちゃイケメンな上にスタイル抜群じゃないですか!? 「なごやめし」を食べるとこんな風に育つの?

店長の久保田充さん。俳優さんかと思ったよ俺は……

「いや、自分は名古屋出身ではないんですが(笑)『なごやめし』という言葉は、当社の創業者が流行らせようとして発信したと言われているんです」

えっそうなんだ!? 本当だ、ネットで検索したら書いてある。そんなお店だったなんて知らなかった。

「名古屋グルメの定番である串カツ、手羽先、八丁味噌のおでん、どて煮などが揃っています。見た目はみんな茶色ですが(笑)、味は間違いなしです」

確かに全面茶色っていう感じだけど、それがいかにも「なごやめし」っていう感じでイイ。では早速いただいてみましょう。

名古屋の名物メニューが充実

まずは「味噌おでん全種盛り合わせ(6品)」(税込830円)。八丁味噌をベースに煮込んだ、大きな具材に味噌の味が染み込んでいて、相当な時間煮込んでいることがわかる。関東のおでんとは全く違う食べ物という感じだ。

名古屋のおでんはこんなに色が濃い! でもくどくなくて美味しい

食べる前は、結構濃厚でクセがあるかと思いきや、結構食べやすくて優しい味。お酒を飲みながらもいいけど、ごはんが食べたくなる味だな～。

「串カツ」(税別1本140円)は、味噌またはソースが選べるが、もちろんここは味噌をチョイス。串カツは、味の染み込んだ衣の中の豚バラがとても軟らかくてジューシーで、いくらでも食べられそう。

串カツは味噌とソースが選べる。ここはやっぱり味噌でしょう!

定番といえば「手羽先の唐揚げ一皿5本」(税別620円)も忘れちゃいけない。甘辛い味付けに黒胡椒がかかっておりピリッとスパイシー。

「手羽先のから揚げ」は黒胡椒でスパイシーな仕上がり

こうした料理のお供におすすめなのが、「gz特製辛口生姜レモンサワー」(税別580円)。体に優しいてんさい糖を使った自家製生姜シロップで作られているのだとか。生姜とレモン、甘みのバランスがとてもよく、とても体に良さそう。おかわりする人がすごく多いそうだけど、納得のクオリティだ。あまりお酒が飲めない人も飲んでみると良いかもしれない。

シメにオススメしたい「台湾」メニュー

甘辛い味を満喫したら、新鮮な野菜がたっぷり盛られた「かご盛り季節の生野菜」(税別840円)を食べてみよう。

新鮮でシャキシャキな野菜に味噌をディップして食べる

みずみずしい野菜のシャキシャキな食感は一度口にしたら止まらないかも。ここでも味噌をディップして食べるのが、「なごやめし」流なのだ。ご飯ものでは、『2013名古屋B級グルメ選手権NAGO-1』優勝メニューの「知多牛のガリめし」(税別980円)もあり。他にもこの店ならではの気になるメニューがいっぱいだ。

シメに食べたいのが「台湾ラーメン」(税別730円)。唐辛子とにら、ひき肉がたっぷりで食欲をそそる!

台湾ラーメンはお好みに合わせて辛みを追加できる

かなり辛そう……と思いきや、むしろコク深い旨味が勝っている感じ。食べ進めるうちにちょうど良い具合に辛さが染みわたってくる。辛さの好みは人それぞれなので、辛さはプラスすることもできるし、辛さが控えめな「アメリカン」で注文することもできる。

そんな台湾ラーメンが好きな人におすすめしたいのが「台湾もつ鍋」。こちらはgz名物として夏にもよく出るメニューとのことだが、なんとお得なキャンペーンがある。11月7日『もつ鍋の日』にちなんで、11月5～14日までの期間、通常1人前税別1270円のところ、半額の税別635円で食べることができるのだとか(※アラカルトのみ。注文は2人前から)。これは行くしかないでしょう!