西武鉄道は15日、可動式コンパクト授乳室を駅構内に設置する実証実験を10月17日から実施すると発表した。同日から始まったプロ野球パ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージに合わせ、西武球場前駅改札内駅務室横に設置している。

  • 「mamaro」外観

  • 「mamaro」内部イメージ

今回設置するのは、横浜市に本社を置くTrim社が開発した完全個室型のベビーケアルーム「mamaro」。外寸は幅180cm、奥行き90cm、高さ200cm。利用者はソファに腰掛けながら授乳・おむつ替え・離乳食などのベビーケアができる。底面のキャスターで簡単に動かせるため、既存の施設内の空きスペースに手軽に設置できることが特徴。鉄道駅構内への「mamaro」設置は、今回が全国初の試みとなる。

今回の実証実験は、「mamaro」の利用状況や利用形態などを把握し、子育て環境の充実を図る施策に反映させるのが目的。実験期間は最長で10月22日まで。期間中は子供連れの駅利用者なら誰でも予約や会員登録などの必要なく「mamaro」を利用できる。クライマックスシリーズが終了した時点で実証実験も終了する。